概要
池野楓と飯塚ゆずが一緒に描かれたイラスト・漫画に付けられるタグ。
小学1年生からの付き合いの幼馴染みだが、主要登場人物6人のカップリングで唯一キスをしていないコンビである。
しかし所々に関係の親密さが描かれており、今後の発展に期待される。
以下ネタバレ注意
漫画版での絡み
幼馴染みとあってか、二人一緒に行動することが多い。
お互い口に出さずともお互いの気持ちが分かっているような描写がある。
また、まんがタイムきららミラク5月号では楓→ゆずを思わせる話が収録された。
1巻
- 春香と優を腕組みを見て「私らもする、腕組み」とゆずにささやく楓。
- コンビニに行った春香・優に、楓の分のお昼ご飯まで頼むゆず。
- ゆずのズボンの中にスカートが入っていることを指摘する楓。
- プール掃除の際、誰も指摘しなかったゆずの太ももが太いことを指摘し、ゆずを巧みに操り掃除を終わらせようとした楓。
2巻
- 下校時間になっても体操着を着ている優を待つ最中、「じゃあ、ちょうどいいや。あたし自販機よりたかったんだよね。楓ついてきて」と楓を誘い一緒に行動をしたがるゆず。
- 文化祭の準備が終わらず学校に泊まることになった6名。寝る時に使う毛布をしずくが持ってきたのだが、その数は3枚。
- 何故楓がクラス委員をやっているか知らなかったゆず。小学校1年生の時、当時クラス委員だったゆずが大量のノートを運び階段から落ち怪我したのを見た楓。「だからもうゆずにそんな痛い思いさせないように これからはこういう事はわたしが引き受けようと思ったんだ」と笑顔で語る楓に「そうだったんだ…」とゆずが頬を赤らめる描写がある。
- バイクの免許をとったゆず。教習の際「キレイに曲がれた もうこのままどこへでも行けそう…!」と考えたことを楓に言う前によまれた描写がある。
- 冬。楓のノートを買うため、コンビニに行く楓に仕方なくついてきたゆず。そんなゆずに激しく振ったオレンジの炭酸ジュースを奢る楓。だがあげる方を間違えて自分が振った方を開けてしまう。ゆずは自分がかかっていたら身体を冷やすはめになっただろうが「ったくもー」と多少気にするだけで、楓にハンカチをすぐさま貸した。
- しずくとコトネがとあることで修羅場になった時、コトネに対し「軽はずみでキスなんかしないでよ」というしずくの発言を聞いた楓は、動揺しないゆずに「キスとか言ってたけど」とひっそりと聞く。ほっぺたにキスをした話だと思ったゆずはいまいち煮え切らない楓に「いやそうだろさすがに楓変な想像しすぎだわ! それ以上はねーわ!!」を否定する。楓はそれを受けて「ああ…そうだね…」と呟いている。
3巻
- 原付の免許を取ったはずのゆずが楓と登校している描写がある。
- 雪遊びをする春香・優・コトネ・しずく・ゆず。「みんなでこうやって遊ぶの楽しいねー」と言う優に対し「楓を忘れないでやってくれ」とフォローするゆず。(なお優だけでなく春香も楓の存在を忘れていた)
- とあることで悩んでいた楓。「今日どうしたんだよ。朝から変だぞ」とゆずは指摘するが、優・コトネ・しずくは「いつもとまったく変わらない。気づかなかった」と発言している。
- 美月・理奈卒業パーティの際、泣きそうになった楓がゆずの背中に移動し、ゆずの服を掴みながら泣くシーンがある。またそれを察したゆずが皆がいないところまで楓を引っぱり慰めた描写がある。
- 美月・理奈卒業式の際も、楓はゆずの背中で泣いている。ゆずは黙って背中を貸している。
- ゆずは携帯で撮影した自身のダンスの練習風景を楓に送っている。「私に送りつけてくるくせにしずくちゃん達にみせるのはいやなのか」と言った楓に「ダメに決まってるじゃん。練習の過程なんだからさ!」と楓以外の人には見せたくないような発言をしている。
- 夏休みに同じ海の家でアルバイトをしている。
- 「やるしかないのか」(あと一息)(3巻隠し漫画)
4巻
メイン6名は二年生になり、楓は副生徒会長に当選している。
- バレンタインデー。楓のロシアンルーレットチョコで本命(春香説)兼ハズレチョコが毎年ゆずに当たっている。ゆずは友チョコと言い切っているが、当の本人は否定も肯定もしていない。(SAKURA①にも同内容が収録されている)
- しずくのメイド服を着ることになったゆず。春香・優・コトネ・楓に見られ恥ずかしがっているゆずを、楓は唯一目をあけて見ている。
- 「最近の楓、あたしよりスミスミと一緒にいること多いのにね」と笑って言うゆずに対し、生徒会長の威厳を見せたい澄が、ゆずを押して無理やり楓とくっつけようとしている。なおゆずとくっついた楓は死んだ目をしており、頬も赤くない。その後登場したゆず・優・楓でカラオケをしているコマでも唯一頬が赤くない。その後、いつものポーカーフェイスをやめ、鬼のような顔でデスメタルのような曲を歌い、澄を恐縮させている。
- しずくにデレデレなゆずを見て、楓は真顔になっている。
- 楓が傘を盗まれ落ち込んでいることを唯一ゆずだけが気づいた。「へ?顔見りゃ分かるじゃん」と発言しているが、その前に描かれている楓の顔は全て笑顔かそれに近いものしかない。
- 「あの二人最近どう思う?(春香と優を指して)」「え?付き合って一年くらいになるけど本当変わらないよね」「ふーーむ、そっかぁ。 ゆずも全然変わらないや」「なっ てか本気でさむしそうな顔するなよ!!」という会話がある。最後の楓の表情は真顔で頬も赤くない。
アニメ版における変更点
ちょっとした移動シーンなどでも楓とゆずは隣にいることが多い。
- Trick2-A:「もうひとつの桜色」にて、コトネとしずくがキスしている姿を見た春香が、楓とゆずも今頃キスしているのではないか、と妄想ではあるが楓ゆずシーン追加されている。
- Trick7-A:「水着でサービス☆ポロリもあるよ♥」漫画版ではコトネとしずくがキスしたという話を楓がゆずにした際、「いやそうだろ。さすがに楓変な想像しすぎだわ。それ以上はねーわ!!」「ああ…そうだね…」とゆずが強く否定しているコマで終わっているが、アニメ版では「ああ…そうだね…」と絶妙な顔でゆずの言葉を受け止めている楓が映って終わる。同じくTrick7-C(アニメオリジナル)楓&ゆずが各キャラの水着紹介する話でゆずの水着姿に対して楓が「とってもキュートな飯塚ゆずちゃん」と楽しそうに言っている。
- Trick8特殊エンディングでゆずと楓が一緒に焼きそばを食べる絵が描かれている。
- Trick9-Cで2巻に収録されている原付の免許を取ったゆずとノートを買いに行く楓の話が追加された。なお、ハンカチを渡すゆずから春香と優のキスまでのシーンカットさせている。
- Trick10-B:「体育倉庫でお約束」スカートを脱ぎ忘れた楓に対し「わざとああいう状態にして誰かがツッコむのを待っているかと思った」と春香が言ったシーンで、ゆずが楓にツッコミをいれている絵が挿入された。また、体育倉庫を覗こうと優がゆずに抱きついたシーンではその後楓が素早くハシゴを持ってきている。
補足
キャラクターソングシリーズ『SAKURA♪SONG 03』
「Girl meets girl」:池野楓(CV:渕上舞)では楓→ゆず(CV:戸田めぐみ)では深読みをすればあるようなないような歌詞で終わっている。
「それぞれのペアごとに発売♡互いを思う気持ちは歌にも……。(まんがタイムきららミラク2014年4月号参考)」と書かれている通り、SAKURA♪SONG01・SAKURA♪SONG02ではそれぞれのペアへの気持ちが書かれた歌詞になっているが、上記の通りゆずのキャラクターソングのみ楓への気持ちが書かれていない。
関連タグ
同人誌版での展開
以下更なるネタバレ注意、また以下の記述は本編(商業版)では描かれてないものなので、気にする方はブラウザバックをお願いします。
2019年以降に執筆された、本編終了後の世界を描いた作者の公式同人誌シリーズ「桜Trick Happy Memories」(※総集編版タイトル)では楓ゆずのその後の姿も描かれている。
同作では大学生になった春優のその後まで描かれていたりするのだが、正式に付き合うこととなった他のカップルと異なり、ゆずの楓に対する気持ちが全く定まっていないことでその歩みは非常に遅い(本編ではあまり触れられなかった美月と理奈でももうちょっと進展している)。
…が、この二人をメインに描いた3作目「桜Trick Maple Season」ではついに何かが起こった。一体どう描かれたかは是非本編で確認して欲しい。もっとも、一つネタバレをすればそれでもこの二人の歩みが他のカップルより何周分も遅いことには変わりないのであるが。
4作目、「桜Trick Happy Days 2」では春香の大学に来て忍び込み聴講を行う楓・ゆず・優の姿が描かれるが、この時無理矢理連れて来られたゆずが楓に「朝までレポート付き合ってもらうからな」と言った時の表情、それに対する楓の反応とこれまでのこの二人の在り様とは何か大きな違いを感じるようなものとなっている。
C100に出した総集編を最後に同人誌版の続編は2023年現在まだ出ていないものの、作者は続きを描くことも考えているようなので、ひょっとしたら更なるその後が見られるかもしれない。