概要
それまで脚本家として活動してきた月村了衛初の小説。
2010年にハヤカワ文庫から発売し、現在まで7巻が発売されている。
近未来の地球を舞台に、パワードスーツ「機甲兵装」を擁する警視庁特捜部の活躍を描く。SFの部類に入るが、月村氏は冒険小説と称している。
また、2020年12月18日からは月刊ヤングマガジンにて漫画版が連載されている。
あらすじ
大量破壊兵器の衰退に伴い台頭した近接戦闘兵器体系・機甲兵装。『龍機兵』と呼ばれる新型機を導入した警視庁特捜部は、その搭乗要員として姿俊之ら3人の傭兵と契約した。閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらした彼らは、密造機甲兵装による立て篭もり事件の現場で、SATと激しく対立する。だが、事件の背後には想像を絶する巨大な闇が広がっていた…
“至近未来"警察小説を描く実力派脚本家の小説デビュー作。
シリーズ一覧
No. | タイトル | 刊行年月 | 内容 |
---|---|---|---|
1 | 機龍警察 | 2010年3月 | - |
1 | 機龍警察 完全版 | 2014年11月 | 加筆修正、エッセイ、インタビュー収録 |
2 | 機龍警察 自爆条項 | 2011年9月 | - |
2 | 機龍警察 自爆条項 完全版 | 2016年5月 | 大幅加筆修正 |
3 | 機龍警察 暗黒市場 | 2012年9月 | - |
4 | 機龍警察 未亡旅団 | 2014年1月 | - |
5 | 機龍警察 火宅 | 2014年12月 | 短編集 |
6 | 機龍警察 狼眼殺手 | 2017年9月 | - |
7 | 機龍警察 白骨街道 | 2021年8月 | - |
コミカライズ版
「月刊ヤングマガジン」2021年1月号より連載開始、その後「ヤンマガWeb」に移籍して連載が続けられている。月村了衛原作、フクダイクミ構成、イナベカズ漫画。
2024年2月2日現在、既刊4巻。