歌広場
うたひろば
首都圏繁華街を中心に店を構えるカラオケチェーン。業界参入当初は革新的なサービスを次々に導入し、「娯楽としては割高な施設」「スナックで老人が嗜むもの」と認識されていたカラオケボックスのイメージを一新した。
近年はライバルにサービス面で見劣りする部分は否めないものの、低価格帯カラオケチェーンとして首都圏のカラオケ需要に応えている。また、関西を拠点とするジャンボカラオケ広場(以下:ジャンカラ)と協力関係にある。
大阪出身で、テレビ拡大フィルターやレジャー不動産運営で成り上がった実業家李支宗氏が低コストで経営できる通信カラオケに着目し、1994年にカラオケ業界へ参入した。当時としては珍しかった「昼間営業」「1人あたり料金」「ソフトドリンク飲み放題」を最初に制度化して、業界に革命を起こした。これら斬新なサービスを事実上の兄弟チェーンジャンカラと1990年代急速に広め、日本全国で一人カラオケ文化が定着した。
しかし、首都圏のオンボロ繁華街物件に多く入居していた歌広場は2000年代に入るとサービスの悪さから客離れを起こし、まねきねこを筆頭とする新興勢力の戦略に水をあけられた。各店舗の新機種導入、店舗従業員の教育徹底など対策を講じてきたが、ジャンカラとの紳士協定も相まって首都圏にしか店舗を構えないローカルチェーンに落ち着いてしまった。
とはいえ、1990年代の勢いを知る関東在住者には「カラオケといえばウタヒロ」と頭に刷り込まれている人も多いため、一定のファン層を抱えていることも忘れてはいけない。
ジャンボカラオケ広場との関係
創業者の李氏が、ジャンカラ運営会社東愛産業の創業者を「弟のような存在」として可愛がっていたこともあり、歌広場はジャンカラとビジネスパートナーとして協力関係にある。
双方は、同じキャラクターを使ってブランド展開しているが、互いの出店地域に店舗を出さない鉄の掟を掲げている。故に、あまりカラオケに馴染みのない人が別地方に出かけてカラオケに入店し、双方の店舗内装の違いに驚くことは珍しくない。
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バラエティー収録編(淳)
前回、「~バラエティー収録編(豊)に続く~」などと書いておきながら、だいぶ間が空いてしまいました&(豊)にするつもりが、豊さんが話者として全く使い物にならないので、淳君に語ってもらいました。 頼りになるわ、この人。 なんだか尻すぼみ感が否めない。すみません、もっと修行します。3,055文字pixiv小説作品