概要
首都圏を中心に『シンプル・豪華』な内装を特徴とするカラオケボックス全国チェーン店。料金が低価格で抑えられている反面、飲食物や楽器の店内持ち込みは禁止されている。純粋にカラオケのみを楽しむ場としての性格が強い。
古くから営業している手狭な店舗もあるが、繁華街ではビル丸々店舗とする大型店が多い。ゆえに、一般的なボックスルームからVIPルーム、パーティールームなど、多種多様な部屋を備えている店舗が目立つ。
カラオケ産業黎明期から郊外店を強みとするシダックスとライバル関係にあったが、低価格競争で経営が傾いたことを機にシダックスのカラオケ事業の買収。改装して2020年には多くの郊外店を抱える一大チェーン店となった。
歴史
西武池袋線江古田駅近くでビリヤード店を経営していた株式会社B&Vが1989年年の瀬にビリヤード事業から撤退し、翌1990年2月に江古田駅前でカラオケ館一号店をオープンさせた。時はバブル期、すでに古臭いイメージのあったビリヤードから最先端のカラオケ事業に乗り換えようとしたといえる。
その後、バブル崩壊による経済不況が到来した1990年代となっても東京都内を中心に出店攻勢を強め、いつしか郊外店を強みとするシダックスと並ぶ全国有数のカラオケボックスチェーンへと成長した。
21世紀に入ると、『マンガ・ネット館』、『ネットルーム館』、『フィットネス館』など、事業の多角化を積極的に推し進めた。また、ライバルのシダックスがカラオケ市場の時代変化に対応できず大量閉店の負い目に遭う様子を見て、2018年にシダックスのカラオケ事業を買収した。以後、郊外にあるシダックス店舗を順次カラオケ館に改装オープンしている。