私はこの城の管理者、江朱。城を美しく保ち磨きあげるのが私の仕事なのだ。
概要
作中に登場する妖の一団・黒芒楼の幹部で総務部長。城の整備を請け負っている。
人物
綺麗に分けられた七三の髪型にメガネ、僧侶のような服装を纏った非常に小柄な男で、3頭身ほどしかない。黒芒楼の中では最も古株の存在で、少なくとも300年以上仕えている。そのため、城や土地の絶頂期も知っており、城のメンテナンスに誰よりもこだわりがある。また、牙銀のことは「筋肉バカ」「脳筋の単細胞」などとバカにしており仲は良くない。
能力
本来の姿はタコのような妖。伸縮自在の脚で敵を絡め取ったり、ムチのように使って攻撃したりする。
作中の動向
幹部会にて初登場。大した対策も決まっていないのに総攻撃を仕掛けようとする牙銀を咎め、怒って人間の姿が崩れかけた彼に「ルールを守れないなら退席しろ」とまで言っていた。
烏森侵攻には参加しておらず、城の修復も兼ねて連れてこられた良守(良守自身は火黒と戦うために自ら捕まった)が松戸の助けで脱走し、影宮や火黒を探す過程で城を壊していた。
江朱
「待てよ結界師。それ以上私の美しい城を傷つけたら、ただじゃおかんぞ」
良守
「私の… って、あんたここのボスじゃねーだろ」
そんな良守に少し苛立つ様子を見せ、自分の名前と城に対するこだわりを話す。
江朱
「君はこの城を壊す為ではなく直す為に連れてこられた。君に選択権はない。仕事をしろよ結界師。」
「ハイ、返事はー?」
しかし、良守にとっては城のことなどどうでもいいようで、影宮が囚われている地下牢の場所を聞かれるなど話が噛み合わない。
江朱
「答えはー 一つ。」
「おしおき、だー‼︎」
そんな良守の態度に堪忍袋の緒が切れ、本来の姿を現して良守を捕縛しようとする。しかし、怒りで周りが見えなくなったのか地味に城を壊している。
江朱
「さぁいつまで逃げられるかな。」
良守
「だから、地下牢ってどこよ?」
江朱
「無駄口叩いていると殺すぞ。本来なら私の城を壊しただけで万死に値する‼︎」
「この城の一部になれよ結界師。」
「美しいものの一部になる… 薄汚いお前にゃ身に余る光栄だー‼︎」
再び良守へ攻撃を仕掛けるが、絶界で攻撃を弾かれたうえに結界で囲まれてしまい…
ボンッ
良守
「あんただって城壊してるじゃん」
余談
アニメでは時音も黒芒楼に乗り込んでおり、良守ではなく時音と対決しているが同じく瞬殺されている。