何を待つことがあるんだ! こっちは戦りたくてウズウズしてんだよ‼︎
概要
CV:三宅健太
作中に登場する妖の一団・黒芒楼の幹部で実行一部長を務める。
紫遠がまとめる実行二部が暗殺や隠密を主な担当としているのに対し、実力行使を担う。
人物
鎧を纏い、ライオンの鬣のような髪型をした大柄な男。短気かつ好戦的な性格で、アニメでは部屋に大量の武器を飾っている。江朱からは「筋肉バカ」「脳筋の単細胞」などと蔑まれているため仲が悪いうえ、部下には気まぐれな性格で情緒不安定と評されているが、統率力には長けているらしい。
能力
本来の姿は炎の翼(アニメ版では普通の翼)と6本の腕を持つ、ケンタウロスのような姿をした炎鬼。身体から発する熱は無色沼を飲んだそばから蒸発させ、たった一晩で干上がらせるほどで、実行一部をまとめているだけあって実力も圧倒的なもの。また、身体の表面に炎の結界を張っており、(無想を会得する前の)良守の結界を食らっても平然としていた。他にも巨大な火球などを飛ばして攻撃する。
作中の動向
黒芒楼の幹部会で初登場。総攻撃を提案したが、白・藍緋(それぞれ「昼間の活動制限と夜行への対策」「人皮が大量生産できないこと、そもそも烏森を有効に活用する方法がわかっていない」という理由)に反対され、江朱からは呆れられていた。
その後は碧闇と共に無色沼の調査に訪れ、沼の水を一晩で干上がらせた。
牙銀
「この烏森をガキ3人だけで守るってのかよ!? 他に強い奴とかは!? 」
「こちとら殺る気で来とんじゃ! 手ェ抜いてんじゃねぇぞ!?」
第一次烏森侵攻で良守達の前に姿を現すが、予想外の守りの薄さに激昂し、妖達を焼き尽くした後に攻撃を仕掛ける。しかし、限と良守・時音のチームワークを見直し、態度を改める。
牙銀
「ワリィ。ちょっと見くびってた。」
「やっぱりこっちの方が動きやすくていい」
完全変化し、圧倒的な実力で良守達を追い詰めて限の腕を吹き飛ばす(妖混じりのためすぐに再生した。)。そのまま超特大の火球でトドメを刺そうとするが…
牙銀
「何!?」
同じく完全変化した限と良守達の援護によって腕を吹き飛ばされる。その後も限の圧倒的なスピードに翻弄され、一気に追い詰められてしまう。
牙銀
「バカな!? この俺が人間に押されるなんて… ありえねえ! ありえねえだろうが‼︎」
限
「とどめだ。」
トドメを刺されそうになるが、直後に現れた火黒が限を殺害したため、重傷を負いつつも撤退した。
牙銀
「また… 来たぜ烏森。」
「さぁ… この前の借り、何倍にして返してやろう。」
第二次烏森侵攻ではリベンジに燃えていたが、前回とは違い烏森には夜行が加勢しており、妖達は次々と倒れていく。そして…
「これが… 結界… 術…!?」
正守の絶界の前では何も出来ず、一瞬で半身を消し飛ばされて絶命し、総崩れになった部隊は撤退した。
しかし、その間に紫遠が(自ら望んだことではあるが)良守と(人数合わせで)影宮を捕縛していた。
余談
原作では第一次烏森侵攻で撤退しているが、アニメでは限が致命傷を負った直後に激怒した良守によって滅されてそのまま物語から完全に退場している。そのため、無色沼の調査や第二次侵攻では実行一部の部下でアニメオリジナルキャラクター・左金が役割を引き継いでいる。