概要
妖混じりの統合型の14歳の少年。結界師補佐役として烏森に派遣され、烏森学園中等部2年1組に編入する。
幼少時から近所の子どもたちや暴力的な実の兄たちからいじめ(虐待)を受け続け、その抵抗のためにふるった暴力のせいで両親からも疎まれるが唯一姉の涼のみが優しく接していた。(両親は上の兄達の彼への虐待に気付いていなかった。)
その後、妖混じりとしての能力が覚醒し、近所の子供や兄たちを傷つけてしまい、それが原因で限の裏会入りを両親が決め、涼が承認したことで自分が皆から拒絶されたと思い覚醒。
翡葉をあっさりと倒し、自身を心配して追ってきた姉の涼を傷つけてしまう。その後、墨村正守と交戦し、裏会に連れて行かれる。そして体に妖混じりの能力を制限する炎縄印を刻まれ、夜行に入った。
以上のような経緯により、自己肯定感がとにかく低く、思考は常にネガティブ。妖混じりである事にトラウマを持つが、同時に自らの能力が存在意義となっている。
人付き合いが苦手で常にそっけない態度をとり、夜行の中でも学校でも孤立しているが、一部の女子からは人気がある。(アニメでは高校生がファンクラブを作っていた。)
行動は大胆だか本当は繊細で真面目で思いやりがある純朴な少年。
苦手であるにもかかわらず良守から勧められた甘いものを食べたり、時音とは仲良く見えると発言するなど、不器用ながら優しい一面を見せる。
自分が特別な存在でなくとも生きていける世界を示した正守を尊敬しており、正守も使命がなければ生きられない限を理解し、彼の成長に必要な任務を与えていた。
裏会入り後、姉の涼は何度も手紙を送るも限は手紙の受け取りを拒否しており一度も開けていなかった。(正守は彼の心の整理がついたら渡すつもりだったらしい。)
黒芒楼の最初の烏森への総攻撃の際、牙銀の圧倒的な力に完全変化を決意する。そのとき、良守の言葉で心の迷いがなくなり、完全変化を遂げても自分を保つことができた。そして良守や時音と共に牙銀を追い詰める。
しかし、後一歩の所で火黒の奇襲によって致命傷を受けて死亡してしまう。
この出来事が良守の黒芒楼打倒への思いを強くさせた。
後に真界の中で良守の想い(本人曰く「俺のわがまま」)によって出現し、宙心丸の遊び相手となるよう頼まれた。
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北里吹雪:少年サンデーの作品で問題のある家族の元で育った繋がり。こちらは両親は才能のある息子3人(吹雪の兄達)と、彼らの立てた手柄にしか興味なく、吹雪に関心を持たず、いない者扱いしていた(兄弟仲は険悪ではないが、吹雪を心配する様子はなかった)。和解とまではいかなかったが、家族は吹雪を応援するにまで関心を持つ様になった。