概要
烏森の地下に封印されていた魂蔵持ちの少年。
本先最大のキーパーソーンの一人。
善悪の区別がない性格で、退屈が嫌い。
以下、終盤のネタバレを含みます
実父は間時守で、実母は昔の烏森近辺を治める武家だった烏森家の姫君であった月影。
月影姫の妊娠が発覚して追い出された時守が、烏森家を見返すために生まれてくる息子に神祐地の力を利用した秘術を施した存在。
しかし、時守の予想を超えた力を持ってしまったため、産まれた時に実母を含む周囲の人間の命を奪い取ってしまったため時守が異界に封印していた。
時守は自身の行為を悔い、自分が父親と名乗らないまま数百年の間彼に仕え続けながら力を押さえ込んでいたが、時守の肉体もその年月の間に失われ力も弱って行った。
墨村家と雪村家は時守の弟子の家系だが、時守が抑えきれなくなった時の保険として育成された家筋である。両家の「正当後継者」とは、それぞれの家に産まれた子供達のうち宙心丸に気に入られ力をもらった人物である。そのため、力量があっても宙心丸の気をひくような性格でないものは後継者になれなかった。
墨村良守は歴代後継者の中でも特に宙心丸に好かれており、彼にはすぐに懐いた。