概要
名前:沙々波 八重娘
種族:磯女
二つ名:浜辺の待ち人
能力:人をずぶぬれにする程度の能力
:人を死に至らしめる程度の能力(現在は封印している)
ステージ3.ボス
人物
性格はおとなしく、全体的にほわほわしている。目つきがきついため勘違いされることもあるが俗に言うツンデレ気質は持ち合わせていない。
浜辺ではあまり食料が手に入らないため常に空腹で、なにか食べられる物を探して浜辺を徘徊している。ちなみに主食は人間であり、種族としての磯女もれっきとした人食い妖怪である。
歩き疲れた時や特にやることの無い時は岩辺に腰掛けて人が来るのをぼーっと待ち続け、誰かを見かけると声をかけて食べ物をねだったり世間話をしたりと、人食い妖怪としては珍しく無害な部類に入るが、油断をすると頭からガブリとやられる。
食べ物をくれた人や話し相手になってくれた人には恩を感じて、それに見合った恩返しをしてくれる律儀な一面を持つ。
能力
人をずぶぬれにする程度の能力は文字通り人を頭からずぶ濡れにする能力であり、他のキャラクターの持つ能力と比べると殺傷能力や戦闘能力としては下位の部類に入る。とはいえその力ゆえに炎を操る力に関しては滅法強く、藤原妹紅が扱うような炎系の妖術やスペルカードに対して優位に立ちまわれるが所詮は水(沸点は平常気圧で100℃)であるため霊烏路空の核融合を操る程度の能力で発生するような極端な超高温に対しては対応しきれない。というか本人の性格上この力を進んで戦闘に用いる可能性は極めて低い。
この能力で扱う水は淡水海水を問わないため、白波帆影瑠の海流を操る程度の能力や河城にとりの水を操る程度の能力と非常に相性がいいといえる。
八重娘のもうひとつの能力として人を死に至らしめる程度の能力があるが、この力は自分の姿を見た者、自身が発した悲鳴を聞いた者を当事者の意思に関係なく強制的に死亡させる力であり、その力の強さゆえに本人も制御しきることができなかった。それが原因で過去に人間の子供を死亡させたことがあり、酷く悲しみ、以後この力を自ら封印している。ただし封印しているとはいえ任意に発動することはできる。
似た能力として西行寺幽々子の死を操る程度の能力があるが、八重娘の場合は人間にのみ影響するほか、力によって死亡した人間の魂を縛り付ける力はない。ただしその理不尽な死によって自縛霊や亡霊と化すことはあったようだ。
なおこの能力こそが本来の八重娘の能力であり、前記の人をずぶぬれにする程度の能力はのちに自ら身に付けた能力である。
人間関係
浜に住んでいることもあり海の妖怪との関係は良好。しかし過去に持っていた能力ゆえに人からは恐れられていた。
外の世界にいたころから音姫やセリアとは面識があり、仲も良好。幻想郷に来てからは、浜を徘徊しつつ、海奥楼の海域に侵入者が来た場合にそれとなく追い返す役割を担っていた。しかし八重娘自身は誰とでも仲良くしていきたいと思っているため、浜に入ってきた霊夢達を歓迎してしまう。
幻想郷の面々達とは仲良くやっていきたいと思っているようだ。
スペルカード
浜符:「浜辺の忘れ物」
easy/normal
浜に忘れられた小さな子供用の玩具。子供は家へ帰ったのか?
雨符:「スコールトゥーザレイヤ」
easy/normal
その日も誰も来ない浜辺に雨が降っていた。
湿符:「雨女と言わないで」
normal/hard
私が泣くと雨が降る。でも本当は青空の浜辺のほうが好き・・・。
濡符:「夏の嵐、磯の荒波」
hard
その昔、一人の若者が漁へ出た。嵐の夜に漁へ出た。
私は行くなと止めたのに。後悔するぞと止めたのに・・・。
大雨:「浜辺で起きた神隠し」
hard/lunatic
一人の子供が浜辺で遊ぶ。雨が降るよと母が呼べど、子供の姿はそこには無く。
怪談:「宵の浜辺の磯女」
hard/lunatic
星の瞬く宵闇の浜、一人の少女はただ立ち尽くす。
誰を持つでも見送るでもなく・・・。
小話
沙々波 八重娘にまつわる日常の裏話。
頭の様子
普段の行動からではお世辞にも頭がいいとは考えられないが、こう見えてもなかなかの常識人。早苗を一目で現人神と見抜いたり、にとりの発明品に注文を加えるなどの言動は霊夢達を驚かせるほど。
食性
主食は人間。ただし女子供には手を出さず、無礼な男や自分に発情した男の生気や血を狙っている。あまりにも空腹の場合は頭から丸ごとガブリと行く場合もあるが、食料(お菓子やおにぎりなど)を渡されても喜んで食べる。
基本的な食性が似通っているためか、のちに浜に迷い込んできたルーミアと意気投合したらしい。
癖
人を見るときに流し眼で見ることが多く、これは男を誘うときの職業上の癖らしい。また語尾を「だよ~」などと伸ばしてしゃべる。
泳ぎについて
海の妖怪ということだけあり泳ぎは得意・・・かと思いきやそれほど速く泳げるわけでもなく、技量だけで見れば並の人間と変わらない。だが泳ぐこと自体は大好きであり、波の穏やかな日にはかゑでやセリア達と一緒に水遊びをしている。ちなみに泳ぐときは基本的に何も身につけていないため、はたから見れば普通の人間と区別がつかなくなる。
恋愛感情
今まで一度も恋愛感情というものは抱いたことがなく、妖怪人間問わず、異性同性のどちらにもなびいたことがない。しかし男を(食料として)落とすための手段として誘惑する腕は身につけており、若い女性の体も手伝って異性を落とすのは朝飯前という皮肉な状態になっている。
行動範囲
基本的に浜辺から外に出ることはなく、日がな一日浜辺に居る。しかしルーミアと知り合って以降は一緒に幻想郷内を出歩くようになったようだ。その後チルノをはじめとする幻想郷の住人達とも交流の輪が結べたとのこと。