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演:小口美澪

概要編集

ホラー映画『仄暗い水の底から』に登場する少女。

黒髪ロングで、フード付きの黄色いレインコートを羽織っており、ファンシーなうさぎ(MIMIKO)のイラストが入った赤いポシェットを愛用している。

尚、作中では常にフードを被っているため、素顔は明かされていない。


本編開始の二年前までは松原淑美・郁子母娘が引っ越してきたマンションの部屋の上階に住んでおり、その頃には郁子と同じ幼稚園に通っていた。

しかし、その二年前に母親が娘の自分を置き去りに家を出ていってしまい、以降は父親(河合正治)と暮らしていたが、美津子自身もある日を境に行方不明になってしまう(園長は不審者による誘拐事件に巻き込まれたと思い込んでおり、幼稚園には美津子の無事を祈って描いた園児たちの絵が飾られている他、近辺には美津子の捜索願いのポスターも貼り出されている)。

美津子の父親も娘が行方を眩ましてからは、「引っ越ししたら、娘の帰る場所がなくなってしまう」と暫くは一人で暮らしていたものの、結局はその一年後にマンションを去ってしまった模様。


実は行方不明になった当時、雨の日に幼稚園から一人マンションに戻った美津子は屋上に上がるが、蓋が開いたままだった貯水タンクにポシェットを落としてしまい、誤って自身も貯水タンクに落ち、溺死してしまった。


作中では自身が住んでいたマンション下階の部屋に引っ越してきた淑美・郁子母娘に執着し、終盤では変わり果てた姿で淑美に迫るが、郁子を守るために自らの犠牲にした淑美に娘として受け入れられたことで淑美を道連れにし、十年後に廃墟と化したマンションで淑美と暮らしている模様。


映画本編のその後を描いた『パチスロ仄暗い水の底から』では、高校生に成長した郁子と対峙する。


ハリウッドリメイク版編集

演:パーラ・ヘイニー=ジャーディン、吹き替え:川田妙子

リメイク版『ダーク・ウォーター』では、「ナターシャ・リムスキー」という名の少女で登場しており、愛用しているバッグは赤いポシェットから原作『浮遊する水』と同じハローキティのバッグ(リュック)に変更されている。

基本的な設定は美津子と同じだが、原作の美津子は作中生前の素顔は明かされず、終盤において変わり果てた姿で登場していたのに対し、ナターシャは生前の姿で登場する。


元々はダリア・セシリア母娘(原作の松原淑美・郁子母娘)が引っ越してきたマンション上階の部屋で両親と暮らしていたが、両親の思い違いからマンションに置き去りにされ、事故死してしまう。

しかし実際は、原作の美津子と同じように貯水タンクに落ちて溺死してしまっていたが、ナターシャの遺体を発見したマンションの管理人は、自分が貯水タンクの鍵を掛け忘れていた責任をとらされることを恐れて通報せず、その後はずっと貯水槽の掃除もせずに天井の水漏れの件も不動産屋にはわざと連絡しないなどをして事件を隠蔽し続けており、最終的には逮捕されている。

尚、原作では美津子の両親の消息について詳しく明かされてはいないが、ナターシャの両親は健在であり、母親はアルコール依存症の治療のため病院へ、父親はモスクワの実家に帰っていることが判明している。


関連タグ編集

仄暗い水の底から

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