概要
油絵を描くときに使う画材の「絵の具」のことで、主に鉱物性の顔料を亜麻仁油やケシ油などで練った絵具である。
媒材は乾性油ということであるが、市販の油絵の具にはこの他に様々な物質が混入しているため顔料や乾性油を調整しなければならず、そのため乾燥促進剤などの助剤が使われることが多い。
また、各画材メーカーからも100色以上の色が発売されており、同じ色名でもメーカーによって微妙に色が違っているのは当然のことで、同じ色名でも色味がまったく異なるのも珍しくないのである。絵の具の顔料は色によってすべて原材料が異なるため、同じサイズでも価格は異なるが、価格と色の良さは比例するものではない。