概要
2000年発売。ブランドの主な製品は「お部屋の消臭力」と「トイレの消臭力」。
様々なバラエティにとんだCMが有名で、現在はポルトガル人のミゲル君&西川貴教氏が出演している。
西川貴教氏オンリーになってからはCMのはっちゃけ振りが格段に上がっており、消臭力の妖精になったかと思えば消臭力で熱い友情をうったえたり、消臭力でリフレッシュするサラリーマンになったり、果てには消臭力で戦う消臭男士にまでなっちゃった・・・・・
勘のいい人は気づいたかも知れないが…
商品名の由来と言うか元ネタは「長州力」の語感である。また、当時角界で優勝した大関、貴闘力も掛けているという。とにかく、それだけ強いインパクトを与えるネーミングであったとともに、長年消臭芳香剤市場で2位に甘んじており、打倒小林製薬を掲げていた同社としても、同社始まって以来の自信作と銘打ち、鳴り物入りで世に売り出した。
そして、あのインパクトの強いCMによって同商品は爆発的に売れていき、2013年にはトイレ消臭芳香剤市場でついに小林製薬を追い抜いて首位に踊り出ることになり、以後はエステーがトイレ用消臭芳香剤市場をリードしている(ルーム消臭芳香剤部門では小林製薬が依然トップである)。
この何かを思わせるようなネーミングはからあげクンと一緒で、カップやきそば現象に当たるのであろう。
名前の由来は雄々しいが、当の商品は少女趣味好みの癒し系であり、精油が米粒型や筒型のボトルに入っているのでこぼれず、子供がいる家庭でも安心して使える。
定番の香り(石鹸、ローズ、ラベンダー、グレープフルーツ、カモミール、炭など)の他、その時期限定のお洒落な香りも出る為、一体どれを買えばいいやら。
ちなみに消臭元は小林製薬の商品であり、こっちの方が商品としては歴史が古い(消臭力の6年前に出している)。そして、消臭力と同じように置き型タイプとスプレータイプをメインに無数のラインナップを揃えている。小林製薬のモットーは、デザインより実用重視だったため、消臭元も当初は利便性や実用性を訴求したものだったが、こっちも逆に消臭力に刺激され、見た目やフレグランスも重視するようになっている。
ちなみにアース製薬もトイレのスッキーリ!という商品を出しており(いかにもと思わせる露骨なネーミングはアースの特色である)、しかも置き型とスプレータイプのラインナップを揃えているなど、エステー、小林に追随しようとしている(あとトイレ消臭芳香剤市場ではP&Gが強い)。