概要
消防救助機動部隊とは、東京消防庁が誇る特別高度救助隊である。
通称「ハイパーレスキュー」。
1995年の阪神淡路大震災の経験から大規模災害に備えるべく、レスキューに必要な高い技術と能力、多数の災害用重機を備える部隊として、1996年に発足した。
東京消防庁の部隊だが、中越地震や東日本大震災など全国の災害に出動して救助活動に従事しており、さらに国際緊急援助隊としてスマトラ沖地震や中国の四川大地震など、海外でも多数の経験をこなしている。
編成
ハイパーレスキューは2024年現在、5つの部隊が編成されており、
- 第二消防方面本部(大田区:震災対応。63名)
- 第三消防方面本部(渋谷区:NBC災害対応。46名)
- 第六消防方面本部(足立区:震災・大規模水害対応。63名)
- 第八消防方面本部(立川区:震災・NBC災害対応。63名)
- 第九消防方面本部(八王子市:震災対応。63名)
これらにハイパーレスキュー隊員と機材がそれぞれ配置されている。
また、2016年には陸上からでは消火や救助が難しい災害や首都直下地震に対応するため、東京消防庁航空隊に空の消防救助機動部隊として航空消防救助機動部隊(通称:エアハイパーレスキュー)が発足している。