概要
海上保安庁の救難部隊。羽田空港のすぐ脇にある羽田特殊救難基地を拠点とする部隊で、火災を起こした危険物積載船に取り残された要救助者や、荒天下で座礁船に取り残された要救助者の救助など、高度な知識・技術を必要とする特殊海難に対応する。
通称「特救隊」。
「海猿」の通称で知られる海保の潜水士の中でも、特にエリートな人員を選抜した特殊救難隊員37人で構成されており、海保の中でもエキスパートの救難部隊である。
船舶火災の消火や、危険物の流出している現場での救難、海中での救助者捜索や救助、ヘリコプターから降下して行う人命救助など、常に特殊で危険な任務を担っているが、1975年の創設以来、殉職者を1人も出していない。
NBC兵器(核兵器・生物兵器・化学兵器)によるテロにも対応しており、東日本側でNBCテロが発生した場合は対処に出動する(西日本側では大阪特殊警備基地を拠点とする海保特殊部隊の特殊警備隊が対応する)。