概要
長崎県佐世保市の針尾島にある海上保安庁が所有する無線送信所。
日本海軍佐世保鎮守府隷下の送信所として1922年に完成。ニイタカヤマノボレの暗号を送信した電波塔と名前が挙げられる事もあるが、実際は船橋送信所と依佐美送信所で、針尾からは瀬戸内海に停泊中の長門が打電し、呉通信隊が送信したものを受信して中国大陸や南洋に展開する部隊へ向けて再発信されたものとされる。
電波塔としては1997年まで使用され、以降は電波塔としての役割を終え、文化財として保存活動がされている。
名古屋テレビ塔が完成する1954年までの32年間、日本一の高さを誇り、令和になってからも長崎県で最も高い建造物とされている。