概要
矢に燃えやすいものをつけて、先に着火させてから矢を放つ。矢が命中した部分に火が燃え移ることを目的とする。目標になるのは建造物などで、殺害したい人が対象になることは少ない(矢を当てることができるならわざわざ火をつけなくてもそのまま矢で傷を負わせれば済むため)。
創作物の世界では一本だけの火矢で目的通りに放火に成功することもあるが、基本的には守備側の鎮火活動で防がれる恐れもあるために、多数の矢を射かけることになる。また、目標物に刺さらなくても矢に火が付いたままの状態で可燃物と触れていれば放火に成功する可能性はある。
「火箭」(かせん)とも呼ばれ、この表記で「ひや」と読まれる事もある。
関連タグ
バルセロナオリンピック(1992年)…アーチェリーの選手が開会式における聖火リレーの最後に、火矢で聖火台に火を灯す演出をした。
(実際は火矢が聖火台の上を通過する瞬間に聖火台の炎を点火したのだが、火矢が聖火台の中に入り、火がともったように見えた。)