プロフィール
概要
正式法名は「第二十四代唐心烏哭三蔵法師」。
「天地開元経文」の一つ、『無天経文』を所持する最高僧・三蔵法師の一人であり、吠登城で牛魔王蘇生実験に携わる唯一の人間科学者・你健一と同一人物。
牛魔王蘇生実験に携わる理由は不明だが、『無天経文』を兎のぬいぐるみに隠し、牛魔王側にはその情報を与えていない模様。
人を小馬鹿にしたような言動で苛立たせるのが得意。光明とのやり取りに賭け事の一環として「次にのぼる太陽」がある。三蔵一行の行動を遠方から常に監視し、トラブルをけしかけては彼等の行く末をゲームのように楽しんで見ている。
また、情報収集が早く、ヘイゼルの正体や彼の師匠の死の真相、三蔵の出生についても調べている。
他の三蔵法師とは異なり漆黒の法衣を纏うが、これは作中で彼が「夜」「烏」といったイメージで登場する為である。実際は初期は三蔵法師の法衣であったが、光明の死後黒衣に変わった。
両親共に大学院の講師という、どちらかといえば裕福な家庭に生まれ育つ。
幼くして大学院に入り、飛び級で博士号工学研究生命工学博士同じく物質工学博士を取得するなどしていたがある日突然仏門に出家、修行僧時代は健邑(けんゆう)と名乗る。
帰依した理由は「三蔵法師になる事が難しいと聞いたから」。
禅奥寺にて剛内三蔵の下に弟子入りし、17歳頃に兄弟子僧侶と師を殺して当時史上最年少で三蔵法師の位を得、継承に立ち会った光明三蔵に「烏哭」という法名を授かるが、選ばれし者の証・チャクラは額に現れず、異例の「チャクラを持たない三蔵法師」となった。
戦闘技能も高く、修行僧時代でも真言(マントラ)なしで法術を行使、一撃で師の命を奪った程。
教え子のカミサマにもその法術を伝授しており、自分が作り出した城や玩具等を譲るが、「三蔵」の名は与えなかった。
ヘイゼルとは彼の師匠が存命だった頃、西に赴いた際彼の家にホームステイしていた身であったため面識があり、彼に桃源郷の事について色々と教え、桃源郷に興味を持たせ、桃源郷へ赴いたヘイゼル達に『斉天大聖』の存在について語ったりと、ヘイゼル達ですら翻弄していた。
三蔵一行とヘイゼル=グロースとガトとの戦闘で、ガドを倒し、ヘイゼルを殺しかけたが、その直後三蔵にガドの銃で目を撃たれた事により、失明するが、彼はそれを大いに喜んだ。