曖昧さ回避
この項目では最遊記について記載する。
概要
CV:幸田夏穂
その正体は、天界人・李塔天の息子で、500年前の悟空の友達にして、殺戮が禁じられている天界で唯一殺戮を許された不浄の存在・「闘神太子」。
悟空にとって初めてできた友達であると同時に、彼にとっても悟空は初めての友達である。
地上で牛魔王が暴走した際には、深手を負いながらも討伐し、その一族を天竺国・吠登城に封印した。
生来はやんちゃで明るい性格で、眠りこけていた天帝の顔に落書きするなど子どもらしい一面を持っており、悟空ともすぐに仲良くなった。
その実力は捲簾大将や天蓬元帥を上回る程だが、「神と妖怪の混血児」「人造人間」等と噂されており、その生まれは母の腹からではなく、天界において実権を握るために父・李塔天により「造成」された、最強の人造人間。
力故に、周りから恐れられていたり、大人たちに良い様に利用されていたが、内心ではそんな大人達を罵り、「あんた達みたいな大人にならない」と非難している。
その特殊な環境故、悟空に出逢うまで誰にも心を開いていなかったが、父である李塔天を「主君」とし、恐怖に似た忠誠心を持っており、李塔天の存在を絶対としている為、李塔天を傷付ける者は相手が悟空であっても刃を向ける。
李塔天の命令と悟空への友情の間で苦悩した結果、最悪な選択をしてしまう。
結果的にその命は消えなかったが、500年間物言わぬ状態となるが、突如失踪してしまう。
観世音菩薩達が探していたが、突如として下界の恒天城に現れ、その場にいた三蔵を攻撃する紅孩児を「処分します」と言う言葉通り処分しようとするが、それは紅孩児を庇った独角兕によって失敗に終わり、その場から立ち去る。
意識はあるが記憶は無いようで、無表情で口調は冷たく機械的。
三蔵曰く、誰かの命令で動いている。
再び下界へ降り立った際、紗烙三蔵に護られ、異変の影響を受けていない妖怪達及び、妖怪を庇う人間達を圧倒的力で次々と殺戮していく。
しかし、その最中現れた三蔵一行が乱入した事で、標的を彼らに移す。
三蔵一行の連携攻撃や悟空の一撃を受けたにもかかわらず傷一つ付けず、全員を地に這い蹲らせる。
その後、地に伏せる悟空に剣を振り下ろそうとした時、三蔵が「悟空」と悟空の名を呼んだ事で、500年前の悟空との思い出が朧げながらに蘇り、混乱。その後機械のように同じ言葉を繰り返していたが、やがて倒れ、光に包まれ消えていった。
彼の復活により、三蔵達は三仏神によって「牛魔王蘇生実験の阻止」の任を解任されるが、本人達はそれに従う事なく西を目指す。
“ナタク”
天帝城の地下に収容されていた、金の瞳を持った異形の姿の生物達であり、姿形は違うが、下界に突如現れた大妖怪と同種の存在。
その正体は、李塔天とその同朋達が造り上げた哪吒の兄にあたる「哪吒太子」の失敗作。
人の形をしておらず、話すことも出来ないが、人語を理解出来るだけの知能はある。
哪吒が闘神太子となった以降、李塔天の同朋である賀孟を管理者として、天帝城の地下に収容されていたが、悟空、金蝉童子、天蓬元帥、捲簾大将が天界から追放された際、四人を殺すために賀孟の手によって解放される。
解放後は、賀孟の命令に従い、四人を襲うが、自ら残った捲簾により、最初に左目を撃たれた一体を残して殺される。
残された最後の一体は、瀕死に追い込んだ捲簾を食い殺した後、地下から抜け出すが、天界人達に弓を射られた事により死亡。
関連イラスト
髪色は外伝1巻では銀髪、外伝2巻以降の作品(OVAやアニメRB)では金髪。また、TVアニメ1作目は黒髪金目だった。
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