概要
映画『バケモノの子』に登場する熊徹×九太の腐向けカップリング。
この記事にはバケモノの子のネタバレが含まれています。
いわゆるケンカップルで作中ではちょっとした事で幾度となく喧嘩になるが、熊徹の性格のせいなのか、それともそれすらもイチャイチャなのかすぐに仲直りをする。
その為険悪になる事は少なく、暴れん坊と称される熊徹が九太を見限り追いだす、修行と関係のない理不尽な暴力を浴びせる等は一度もしなかった。
疑似的な親子関係ながら、一目見た子供を(九太が追ってきたとはいえ)自分の弟子にするという、考えてみれば闇を感じさせられる事をやっている。
弟子の仕事で九太は熊徹の家の家事全般を担当している。
熊徹の下着等も手で洗っていると思われる。
百秋坊曰く、まるで親鴨と小鴨。本人はその時は親じゃないと否定しているが、九太が熊徹の弟子になることを決めたり、足運びの真似をした等、九太絡みのシーンで熊徹は何度も笑みを浮かべている。
九太は母を事故で亡くし、父は離婚して不在。(小説版、角川アニメ絵本版で理由が語られる)
熊徹は詳細が明らかにされていないが両親も師匠もおらず、一人で生きてきたらしい。
この様に二人とも似たような境遇で、九太が同情してんのか?と言うと熊徹は否定せず濁すように怒鳴り上げた。
この件に関してはコミカライズ版で思わせぶりな描写が追加されている。
小説版では「熊徹は九太をいつまでも子供の頃と変わりない様に留めておきたい」と多々良の口から語られている。
また「子供はいつの間にか成長する」と何度も仄めかされているが、熊徹から見れば九太はいつまでも子供だったらしく、あるシーンにて最悪の形で露呈してしまう。
前述にて親じゃないと否定しているが、この時には内心親の自覚があったかのような顔をする。読み聞かせ絵本版では自分の子供のように可愛く思えてきたと書かれている箇所がある。
劇中では熊徹は九太の名前を事あるごとに呼ぶが、九太は熊徹の名前や親父と言った類の言葉で呼ぶ描写が一度も無い。すべてあんた、あいつ等で統一されている。
ただし小説の地の文やCMではごくごく普通に熊徹の名を呼んでいる。ちなみに読み聞かせ絵本版では熊徹の名前を声に出す箇所が存在する。筆者の確認した限り熊徹の名前を呼ぶシーン、書籍はこれだけである。
メソメソする奴はキライだ、と熊徹は九太に言うが裏を返せば、笑顔の奴が好き、となるかもしれない。
だからなんだと言う話ではあるが、この記事に書かれている時点でそういう事である。
九太の身長は※120㎝半ば(少年期)~180㎝位(青年期)で熊徹の身長はLINE生放送によると210㎝だが熊徹着ぐるみは220㎝でアートブックでは※190㎝後半である。
※アートブックの対比表を九太(青年期)を180㎝で考え計算した場合。しかしアートブック曰くあくまで目安である為、シーンによっては対比が変わるらしい。
熊徹、多々良、百秋坊の年齢は九太と出会った当時は30代なイメージで3人に年齢差はそこまで無いらしい。
そのため最低でも20歳以上の歳の差がある。
九太のツルツルに関しては色々と想像の余地があるが、一つだけ確実なのはアートブックによると熊徹庵に風呂は無い。
ドラム缶風呂形式か湯屋に行くのか、はたまたそれ以外なのか。
と思ったらLINE生放送で風呂はあると明言された。
この場合だと熊徹庵にはトイレが無いorアートブックに乗ってる間取りから変更点があったのどちらかになる。
九太の穴(性的な意味では無い)を熊徹の剣(性的な意味では無い)で埋めて死ぬまで一緒という合体をしでかす。ふたりはこれからもずっといっしょだ。(読み聞かせ絵本より)
また、事件が終息し、熊徹と九太が会話するシーンは収録の土壇場で変更があり、当初は熊徹は喋らない予定だった。読み聞かせ絵本版では…。
ユリイカ 2015年9月臨時増刊号では熊徹と九太の関係を共依存と語られている箇所が存在する。
シアターカルチャーマガジンT. [ティー] 【No.29】の裏表紙は必見。
貴重な仲の良い二人が見られる。
そして声優インタビューにはこの記事に来ている人が反応せざるを得ない事も書いてある。
熊徹が九太をおもちゃ扱いや九太が熊徹に子供らしくない思いを抱いているとか。
また、紙面には裏表紙の線画も掲載されている。
GREEN DA・KA・RAとコラボしたLINEスタンプではハートを背景に2ショットや二人で大笑いといったスタンプ等がある。
またサントリー グリーンダカラ CM 「市場・差し入れ」 映画バケモノの子では二人の買い物シーンが見れる。
ちなみにコラボではないバケモノの子公式スタンプも配信中である。
カドフェス2015にて本を読む二人が見れるが、学のある猪王山や一朗彦などはともかく、バケモノ界は人間界ほど文字が重要視されていない+剣の腕以外はからっきしな熊徹+人間界の学校に行っていない九太では本を読めるのか心配になる所も。九太も一応渋天街の学校には行っていたが(小説版より)。読み聞かせ絵本版では九太は本を読むのが好きと語られている。
熊九には関係のない余談だが、【完全版】歴代助監督が語る「バケモノの子」細田守監督とは<後編>によると餌をまかれているシーンがあるため、もしかしたらこちらの二人でも……?
裏庭に生えている木は菩提樹と呼ばれるもの。ブッダがこの木の下で悟りを啓いたとかどうとか。ちなみにバケモノの子は白鯨だけではなく、あちこちに西遊記モチーフ(EDクレジット内に悟浄出世)があるが、西遊記は三蔵法師がお釈迦様から経を得る話、つまり元ネタからこの木は存在していたが本題はここから。
菩提樹の花言葉は「熱愛」「夫婦の愛」「結婚」「情熱の恋」等々。
成長していく愛の花言葉を持つ木とその前で修業を重ねる二人、はたしてこれは偶然なのか、それとも……?
九太の本名である蓮の花言葉は
- 離れゆく愛
- 雄弁
- 清らかな心
- 神聖
- 救ってください
- 沈着
等がある。
ちなみに熊徹の名前の元ネタは虎徹であるとLINE生放送で示唆されていた。
9月9日は熊徹&九太の日と公式ツイッターで語られる。
ちなみに菊の節句で同時に男色の日でもある。
菊=お察しくださいが二つあるのでそういう事である。