概要
時崎狂三が自らの天使〈刻々帝〉の能力【八の弾】で生み出した分身体の内、他の分身体と比べて極端にキャラが濃い四人、この呼称の登場は『アンコール3』のあとがきから。
基本的に短編集『アンコール』に登場する。
分身体の中では比較的長く活動している事で個性が強くなっている上にその場のノリで行動することが多く、更には全員が狂三の黒歴史時代の姿をしている為に狂三の胃痛の種となっている。
『アンコール7』収録の『狂三バレンタイン』では士道にチョコレートを渡すために影の中から脱走し騒動を引き起こしたり、『アンコール10』収録の『狂三フレンド』では学園生活を謳歌したいという理由で秘かに来禅高校に潜り込んで「猫科動物研究会」を設立したりもしていた。
オリジナルの狂三と合わせて「五等分の時崎」なのだとか。
ちなみに着用している装飾品は霊装を変化させたものではなく自前で用意したもの。
一覧
眼帯狂三/眼三
5年前の狂三の姿をした分身体、中二病を拗らせている。
本編にも登場済みで、他三人よりはシリアス寄りの性格。
包帯狂三/包三
6年前の狂三の姿をした分身体、全身に包帯を巻いたゴシックパンクスタイル。
眼三とは別方向に拗らせている。
甘ロリ狂三/甘三
7年前の狂三の姿をした分身体、演出にこだわるタイプ。
『狂三サンタクロース』にて狂三をミニスカサンタにした張本人。
和ゴス狂三/和三
『狂三バレンタイン』から登場したゴスロリ風着物と鍔型眼帯を着用した分身体、「ロリヰタ」「チョコレヰト」などの言い回しを好んで使う。
いつ頃の存在なのかは不明。
『デート・ア・ライブ 21』以降のネタバレ
狂三が精霊としての力を失ったことで霊力で形作られた疑似生命体である彼女たちは消滅している。
だが、「始原の精霊」との決戦時、分身体に意識を移した際にその分身体と狂三本人の人格が融合してしまい、更にその分身体は狂三四天王よりも過去の狂三であった為好奇心故に四天王の遺したアクセサリーに興味を示しており、その結果狂三の振る舞いに時々彼女たちの嗜好が混ざるようになってしまった。
ただこの事はマイナスだけではなく、実はその分身体は奇跡的に二度目の復活を果たしていた『士道と最初に出会った分身体』であり、これによって間接的に七夕の願い事である「士道との再会」が叶っていたりする(本来ならば一度消滅した分身体が復活することはなく、二度も復活を果たした上に偶然狂三から力と意識を託されるというのは凄まじい低確率である)。