概要
ミトによるオリジナル漫画作品。ストーリアダッシュで連載、2023年4月21日に最終話が投稿され完結。
単行本は全5巻。その後も番外編が同人誌で発表されている。
ストーリー
(公式サイトより)
〝狼〟の六条アキは羊の国で執事として働いていた。
おだやかで静かな生活を気にいっていたが、ひょんなことから羊の国の第三王女・モモ=シウダーファレスに気に入られてしまい、彼女の家庭教師に・・・!?
お姫様×執事のケモ耳ガールズラブ開幕!
登場人物
主役
- 六条アキ (ろくじょう あき)
主人公。狼の国出身の狼の獣人(ウルファ)。羊の国の城に執事として勤めている。
満月の夜に狼からモモを救ったことで、モモの家庭教師に任命される。
普段はクールで真面目だが、満月を見ると色々と大胆になる(※)。
モモの世話をするうち、次第に惹かれていき恋愛対象として見ていくようになる。しかし身分の違いから、距離を詰めるのには慎重になっている。
※狼の獣人(ウルファ)全般にいえるが、満月を見ると三大欲求が強まる。
- モモ=シウダーファレス
もう一人の主人公。羊の獣人(シーパー)。羊の国の第三王女で可憐なお姫様だが、人見知りで氷の羊姫と称される。
満月の夜に狼から救ってくれたアキを気に入り、家庭教師に任命。
典型的なトランジスタグラマーで、よくアキを魅了している。アキと添い遂げるため、時には大胆な行動に出ることも。
嬉しいとぴこぴこと耳が動くが、逆にガッカリすると全身がしなしなになってしまう。
城の住人達
- 華柳キク (はなやぎ きく)
アキの同僚であるウルファ。優しく世話焼きで、サカキと仲良くなったのも偏見にさらされているサカキに手を差し伸べたのがきっかけ。
最近も他人の恋愛に対しては非常に敏感なため、隙あらば応援しようとする。しかし自身のことに関しては鈍感で、サカキから向けられている好意になかなか気づかずにいる。
キクが主役のエピソードも存在する。
- 七海サカキ (ななうみ さかき)
アキの同僚のウルファで、キクの幼馴染。幼い頃からキクが大好きで、話がキクのことに及ぶと暴走しがち。
ドライな性格で、キク以外とは必要以上に人間関係を深めようとしない。しかしキクの世話焼きに関してはキクの良いところだと思っており、協力している。
- ブルーベル
モモの専属メイドであるシーパー。
アキとモモの関係をいち早くモモから聴かされるが、人見知りなモモにとってプラスになると考え、2人の仲は応援している。
- マリーブロンド=シウダーファレス
モモの母親で羊の国の女王(物語序盤に「王妃」とする記述も見られるがおそらく誤り)。愛称はマリー。元々は親から決められた結婚ながら、夫や3人の娘達との関係は良好。
近々モモを他国に嫁がせ王族としての役目を果たさせようと考えているが、モモ本人の意思や幸せを考え葛藤してもいる。
- 百時アヤメ (ももとき あやめ)
アキの後輩である新人執事のウルファ。城で働く前は街のカフェに勤めていた。
街でたまたまアキと出会った際にときめきを感じる。その後、城で執事としてアキと再会。これは運命かもしれないと考えるのだが――
- 桜・B・コナー (よう・びー・こなー)
アキの上司で執事長であるパンダの民。実は街のカフェで働いていたアヤメに恋心を抱いている。
その他
- ジュジュ=ルルエル
ブルーベルの母親で、マリーの友人でもある。現在は街で服の仕立て屋をしているが、過去にマリー専属の仕立て屋をしていたことがある。
- クーニャ=ララー
ハイエナ国第一王女。アジアン風の美女で陽気な性格。実は売れっ子小説家という裏の顔も持っている。ブルーベルによると、モモの初恋相手に似ているらしい。
モモの誕生日パーティを機にアキとモモの関係を知るが、小説のような展開を現実で目の当たりにして興奮し、2人の仲を応援している。
書籍情報
バンブーコミックス
第1巻:2021年5月27日
第2巻:2021年12月27日
第3巻:2022年7月29日
第4巻:2023年2月16日
第5巻:2023年5月17日