※メイン画像はアニメ版
概要
13歳。螺旋皇国第三皇女。ドリルの属性を持つパンツァー(重甲士。原作での正式表記は「重甲士(パンツァー)」。重甲自体は「重甲(ボーグ)」となる)。しきたりにより13歳まで幽閉された状態で育ったが、明るく天真爛漫。
彼女の重甲だけはなぜか自己進化能力を持ち、武器(「ブリットツール」。基本的には「武器(ツール)」と表記される)には敵の生命を奪わない「安全弁(リミッター)」がかけられている(適時安全弁を外すのは可能)。
闘いで相手の命を奪わない主義。
13歳でしきたりにより自治都市である東方帝都に留学、銀乃つばさ・愛野のぞみ・天野サイコと親友になりつるむようになる。
留学直前に長らく故国を出奔して会っていなかったどりなから手紙を貰ったことで、彼女に会いたい一心で東方帝都への留学を決めた。当初はバトルに勝てばどりなが注目してくれると思っており、初期にはどりなに会いたいあまり多少自己中心的な行動も目立ったが、様々な事件を経て成長し、最終的には臣下にも慕われ、友や国民のために自分の命をも厭わない立派な皇女へと成長していった。
実は幼少時から長らくリリスに取り憑かれており、「血の審判」はリリスが6歳の彼女の体を乗っ取り起こしたものであった。
髪の色が姉2人と違い、変身後(成人した姿)は下宿先の主人・五十嵐旭の亡き妻である五十嵐ルリ子にそっくりであったが、それはリリスが「血の審判」時にどりなに倒されかけて生命の危機に陥り、生命維持のため英雄に射殺された直後のルリ子の生体エネルギーを吸収したため、家族を想いながら死んだルリ子の念が反映されたものである。英雄の策略で一時はどりなと敵対するが、リリスと分離し真実を知りどりなとも和解、終盤(20歳時)で自身の「審判の日」にリリスと死闘を繰り広げ、封印する。
しかしその際に記憶を失い、肉体もリリスが発現する前の6歳の姿(姉と似た黒髪)に戻ってしまい、もう一度人生をやり直すことになる。その際天野サイコが彼女の従者として付き従うことになった。
原作では姉たちのことを「お姉ちゃん」または「りな姉ちゃん」「りあ姉ちゃん」と呼びタメ口だが、アニメ版では「お姉さま」と呼び敬語を使っている。
アニメ版では甘やかされ気味に何不自由なく育った設定で、両親も健在である。世間知らずで調子のいい面が強調されたキャラクターとなっているが、バトルを経てその秘めた戦闘力が開花していきライバルの我王ねじるとのバトルを望むようになり彼女とも心を通わせるようになる。
つばさのことは「銀ちゃん」、のぞみのことは「愛ちゃん」、サイコのことは「天(てん)ちゃん」、すぴなを「ぷーちゃん」と呼んでいる。