概要
男湯は男性が入るためのものであるが、そこに女性が入っているという、混浴とは少し違うシチュエーションである。
幼いからこそ黙認される行為なので、必然的に年齢層が低い傾向がある。
入浴ということであり、性器、乳房が露出するのでR-18指定になっている。
女湯の男の子とは真逆のシチュエーション。
混浴の許される年齢
2023年8月の本記事更新時点では、兵庫県の公衆浴場規則では、「10歳以上の男女を混浴させない」とある。しかし、京都府の条例では「7歳以上」である。全国的には大半が「7歳以上」となっているが、稀に条例で混浴禁止が規定されていない地域もある(千葉県など)。
かつては北海道や香川県のように何故か「12歳以上」となっている地域もあったが、後述の厚生労働省の要領改正で「7歳以上」に引き下げられている。
個々人によって発育が異なるためか、年齢より身長で制限する銭湯もある。
昨今では10歳以下でも男の子が女湯に入るのは遠慮して欲しいと言う声が上がり、ニュースにもなっている。
参考→https://www.bengo4.com/c_3/n_253/
2014年12月1日(当記事の過去の更新日)時点では、逆の苦情は取り上げられないのか全く無いのか話題になっていなかったが、最近では「入浴施設で父親と混浴している女児を狙った盗撮被害が全国で相次いでいる」との事で、「男湯に入ってくる小さい女の子を性的な目で見ている男は山ほどいる」「今の世の中、銭湯で3歳未満の女の子でも男湯にいれたら危ない」といった意見が増えている。
参考→https://www.sankei.com/article/20180131-5KZQ6WEOWFK6XAOW6AFWRTE5LI/
このような風潮もあってか、厚生労働省は「子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究」でどのくらいの年齢から恥じらうようになるのかなどを調査し、その結果をもとに2020年12月に「公衆浴場における衛生等管理要領」を改正した。
改正要領では「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと」と示されたため、それまでは東京都など「10歳以上」が大半を占めていたところ、全国的に「7歳以上」に統一するようになった。
しかしあくまで法的には「厚生労働省からの助言」であり、すべての自治体が完全に「7歳以上」に移行したわけではない。
混浴禁止年齢一覧表
2023年7月時点でのデータです。
本データは地方自治研究機構のサイトを元にしています。
※静岡県と群馬県は2023年10月の改正までは10歳以上混浴禁止
混浴禁止年齢 | 都道府県 |
---|---|
7歳以上 | 北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、茨城県、栃木県、※群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、※静岡県、三重県、京都府、和歌山県、岡山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、大分県、鹿児島県、沖縄県 |
8歳以上 | 愛知県、滋賀県、鳥取県、熊本県、宮崎県 |
10歳以上 | 宮城県、長野県、兵庫県 |
規定なし | 福島県、千葉県、新潟県、大阪府、奈良県、島根県、広島県、山口県、佐賀県 |
なお、条例に規定なし=制限なしというわけではない。例えば大阪府では条例と別に、公衆浴場衛生等管理要領において7歳以上の混浴禁止を規定している。