概要
古今東西、あらゆる漫画、アニメ、イラストレーションに描かれているキャラクターの中で、一般的観点からすると目つきの悪い子であると分類することができるキャラクターたちのこと。
どの程度の容貌から目つきが悪いとするのかは個人の尺度に任せられているジャンルではあるが、代表的な例とされているものをいくつか次の項目で紹介していこうと思う。
主な作例
A.高圧的な目つき
見下した目線となるため、自然と目が細くなる。またその人格の悪さや、目線をなげかける対象に興味がなければない程、ハイライトのない濁った眼となっていく傾向がある。
B.瞳孔の小さな三白眼、または四白眼
A,C,D,Eの特徴を持っていなくてもこれ単独で目つきを悪く見せることができるのが特徴。とはいってもいざ描いてみると難しいので、基本はA,C,D,Eの特徴を混ぜて描く場合が多い。
C.ぐるぐる目
何らかの理由でトランスした人格やサイコパスの傾向のある、人格及び心理面にいささか特徴(または問題)のある人物によくみられる。
D.眼下にクマ(またはクマ状の描写)のある女性
負の感情を纏ったキャラクターや、メンタル面に悩みを持つようなキャラクターに多い表現。
A,B,C,Eの特徴に相乗効果を与えるには便利な表現。
E.吊り目
目つき悪い子ではもっともポピュラーな表現方法で、A~Dの特徴をこれに組み合わせられる傾向にある。何をするにもまずは吊り目である。
F.無表情系
冷めた目つき+顔に表情を出さないことで、威圧感とミステリアス感を演出させることができる。目は紡錘形で、眉は描かないと効果は倍増する。Bの三白眼と相性がいい。
キャラクター性として
上記のような特徴を持つ目つきの悪い子たちだが、以下のようなキャラクター性を与えられることで同じような容姿でも違った印象のキャラクターになっている場合がある。
- 単純に性格が悪い、悪女:悪役やサドッ気のある女性キャラクターが好きな人向けの王道な個性といえる。
- その目つきの悪さに反比例して大人しいor優しい性格:目つきの悪さで損をしている可哀そうな子たち。このギャップにひたすら萌えるのである。
- 根暗、陰キャ系:主に3の特徴を持つ子が多いが、たまに1と2の要素が混合したタイプも存在する。
上記が目つき悪い子の大まかなキャラクター性の例なのだが、目つき悪い子の恐るべき点はA~F,1~3のいずれの要素が複数混じっていてもキャラクター個性が成り立つうえに、作家の個人の尺度によって目つき悪い子の認識が異なるため、多種多様な目つき悪い子が存在している点である。しかも目つき悪い子には年齢や性別の制限がないので、幼女であろうと少年であろうと、成人女性であろうと、熟女であろうと、ロリババァであろうと、目つきが悪ければすべて目つき悪い子なのである。
年齢なんて関係なし!!
目つき悪い子が大好きな人は、ぜひとも自分だけの目つき悪き子を探して見よう。それに飽き足らない人は自分で目つき悪き子を描いてみよう。きっと新しい世界に踏み込めると思われる。