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研三

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けんさん

太平洋戦争中に東京大学が設計、川崎が製造した研究機。日本のレシプロ機として最速の699.9km/hを発揮した。

研鑽をかけて

 研三は、太平洋戦争中の東京帝国大学(現東京大学)が設計・開発した研究機。機体は川崎航空機で製造された。

 各務原陸軍飛行場の管轄下にあったことから、キ78というキ番号で呼ばれることもある。

 簡単に言えばとにかく高速を追求した機体で、ドイツのダイムラーベンツ製DB601Aa液冷倒立V12エンジン(出力1,150馬力)を魔改造1,550馬力までチューンアップした『DB601改』を搭載、翼面積を絞りに絞り、徹底して流線形を採ることで空気抵抗の低減を図った全備重量2,424 kgの機体は、幾度もの試験・改良の結果として昭和18年12月27日に高度3,527 mで699.9 km/hを発揮。

 これは日本で開発されたすべてのレシプロ機の中で最速だった。

 戦後に機体は進駐軍の手によってスクラップ化されたものの記録映像が現存しており、これは岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で公開されたほか、同博の企画展では実物大の胴体が再現された。

登場作品

 日本戦車道連盟所属機が登場、無限軌道杯の開会式でデモフライトを披露した。

 練習機風のオレンジ色に塗装されている。

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