概要
渚小学校の6年生。
黒に近い暗い髪色で落ち着いた雰囲気の少年。
単行本3巻「開幕!!ダンガンGP県大会」にて初登場。
湘南代表として神奈川県大会に参戦。初登場時は特にセリフなどはなかったものの、遠くから弾一行を見ているような描写がある。
2回戦で自分の対戦相手となる者を決める弾VS隠の試合を観戦する時に、二人のオーラが見えるなど最初から只者では無い雰囲気を出していた。その後、百目鬼に激怒し殴りかかろうとする弾と百目鬼の喧嘩を不思議な力で二人を金縛り状態にし仲裁する。その力の正体は神一族に代々伝わる「神眼(しんがん)」と呼ばれる眼力で、流鏑馬の達人でもある神は眼力でも的を撃ち落とす力がある。実際のレースでは相手に神のダンガンが大量に増える幻覚を見せ混乱させる戦法で使われる事が多い。
常に冷静で沖田以上にクールな性格。普段はあまり表情を変えず静かである。それ故、正反対の性格である隠からは当初あまり良く思われていなかった。しかし本気になれる相手を見て微笑んだり、神が目指す神眼の更に上の技「心眼」を弾が使用した時には、自分が修行しても体得できなかった技を潜在能力の差で弾が使用できたと思い嫉妬し悔しがるなど、内に秘める闘志は熱い。
飲み物は古風な彼らしくお茶が好きなようで、隠が弾たちに飲み物を買ってくるように頼んだ時にはお茶を頼んでいた。一人称は親しい仲間には「オレ」だが、目上の人間やあまり親しくない相手の前では「ボク」になり、使い分けているようだ。
県大会では2回戦で弾と対戦。神眼で神が操るハイパーゴーストフォースが大量に増える幻覚を弾に見せ、必殺技で真空を生じさせ切り刻むような攻撃で弾を追い詰めるが、あと一歩という所でエンジントラブルによりマシンが停止したため途中リタイア 敗退となる。全国大会では関東代表チームの一員となり、九州代表チームとの試合で3対5の不利な状況を、神眼を使い一度に2人の選手を撃墜しチームの勝利に貢献した。
必殺技は複数のマシンの幻覚で相手マシンを撃つ「散弾天馬(ハイパーペガサス)」真空を生じさせ鎌鼬のような攻撃もできる。
神の家は十代続く弓の道場で、父親の勝馬は神が幼いころに家を出てしまったため、家業を継ぐために一度ダンガンをやめようとした。神はそれまで父親が家を捨てたと思っており、父の代わりに自分が道場を継がなければならないという責任を感じていたが、父が自分勝手に出ていったと思う神に祖父が「そんなお前に継がせる道場は無い!!!」と一喝。そしてその話の最中に、道場に寝泊まりしていた弾たちを天生とその手下が襲撃に来た事に気づいた祖父が、神に父が作ったマシンを手渡し、「鬼となりて、お前はお前の道を行け!!」と背中を押してくれたため、神はダンガンを続けることを決意。翌日、髪を剃り坊主頭にして弾たちの元へ帰ってきた。
使用マシン
ハイパーゴーストフォース→ミラージュアロー
ハイパーゴーストフォースは神の父親の勝馬が作ったもので、柄やカラーは翔のゴーストフォースと異なるが、フォルムは同じ。それまで弾はゴーストフォースは翔の父である歩が翔のために作った、世界に一つしかないダンガンだと思っていたのだが「正確には2台ある」とのこと。神が持っていた写真に歩と勝馬が笑顔でそれぞれが作ったダンガンを持ち映っていたため、おそらく二人で共同開発したのではないかと思われる。ただし、神いわく神のマシンはまだ未完成らしく、そのせいか試合中にエンジンブローにより途中リタイアとなってしまった。歩と勝馬は知り合いらしいが、翔と神は同じチームになった後も作中ほとんど会話が見られなかった。ちなみに神親子は顔立ちがよく似ているのだが、月野親子は全く似ていなかったりする。
ミラージュアローには鬼をイメージした絵と漢字が刻まれて少し和風なデザインとなっている。
服装は初登場の県大会の時はシャツにネクタイを着用し、オシャレなイメージだった。
県大会終了後は服装が度々変わり、復帰後は更にレーサーらしい服に変わる。