憧憬、羨望、執着、嫉妬、愛…
同人活動をする者達のほぼ全てがここにある
概要
真田つづる(pixivアカウント)のオリジナル漫画。
略称はジャン神。
天才字書きである綾城さんを中心に、さまざまな「同人女あるある」を描く群像劇。
元々は作者のpixivやTwitterに投稿された「同人女の感情」というタイトルのオリジナル漫画。
後にKADOKAWAから商業単行本が発売された際のタイトルが「私のジャンルに「神」がいます」である。
商業単行本の展開は3巻で終了し、以降は同人誌として発売される。同人版のタイトルは「同人女の感情」に戻っている。
あらすじ
類まれな文章力を持つ二次創作作家綾城さん。
彼女の作品を見た同人女たちは、ある者は感動し、ある者は嫉妬し、またある者は打ちひしがれる…。
そして、彼女に馴れ馴れしく接するアカウントおけけパワー中島に嫉妬と憎悪をつのらせるのだった。
主な登場キャラクター
天才字書き。作風はやや重め、暗め。社会人らしい。
本人のルックスはイケメン女子。
アスカレ⇒戦クラ⇒金スト⇒ハイブレ⇒KTGと複数回のジャンル移動を行っている。
ペンネームも、虚崎(アスカレ時)⇒有島(戦クラ時)⇒綾城(金スト以降)と変遷している。
中島とはリアルでもよく会っているらしく、首都圏在住らしきことが窺える。
綾城さんと仲が良いアカウント。
字書きとして活動しており、実力もそれなり。後述のむぎと中島らしきネイリストがネイルサロン内で談話しており、本人であるなら、恐らくは首都圏在住ということになる。
- 七瀬
綾城さんに憧れる字書きの大学生。
KTGの王道カップリングD×Eが推しで綾城に触発されて人生初の同人誌を作ったが、後にX×Yに目覚める。
「有名キャラ同士だがカップリングとしては超マイナー」という組み合わせで、挫けそうにもなったが、ついには世界初のX×Y同人誌を書き上げるガッツの持ち主。
おけけパワー中島のアンチだが、SNSで中島の悪口を言うアンチに眉を顰めるなど礼節はある。
綾城や中島らしき人物(七瀬は気付いていない)と街でニアミスしているシーンもあることから、首都圏住みなのが窺える。
- 友川
ハイブレのA×Bが好きな字書き学生。
綾城さんがハイブレからKTGにジャンル移動したので、自分で積極的に創作を始める(それ以前も同人創作活動はしていた模様)。
ジャンル外のオタクたちとも交流があり、後述のみつばもその1人。みつばが上京ついでに合わないかと誘ったりしているため首都圏在住らしい。
- みつば
地方住み同人女。後述のむぎより少し年下らしい。
比較的最近に創作活動を始めたバトコアのオタクで、筆が早く、短くてライトな作品を得意とする。
コミュ力が高いためSNSのフォロワーも多く、友川とも友人。
- むぎ
首都圏住みで会社員をしている同人女。
バトコア界隈の古参で、年に1冊のペースで同人誌を出し続けている。
「後からハマった人にも読んでほしいから」と在庫も全て取ってある。
時間をかけて長編を書くタイプ。暗いネタが得意…と言うか、書いている内にいつの間にかそういう流れになってしまう。みつばとは同好の士として彼女が上京すると顔を合わせている仲。みつばを介し、友川とも知り合う。
作中作
- KTG
最近流行りのソシャゲ。
名前の由来は「架空のタイトルのゲーム」のイニシャル。
- ハイブレ
ハイネスの剣(ブレード)。
保育園でも人気だったアニメ。劇場版もある。
仕方のないことだが、アニメ終了後は同人界隈から少しずつ人が減っている。
- バトコア
激突!バトルコア・ジャスティス。
10年ほど前のホビーアニメ。
玩具販促ものの宿命でもあるが現在はかなりのマイナージャンルと化している。
- 金スト
金のストレラ。人気作の漫画。
アニメ化されたことで更に人気も高まり原画展も開かれた。
同作者のデビュー作「銀のトリガー」がマイナーなまま短期連載で終わってしまったのと対照的。
各種リンク
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