あらすじ
蜀の軍師・諸葛孔明は劉備の使者として、同盟を結ぶべく呉へ入国した。しかし、大都督・周瑜の陰謀に絡め取られ、呉に抑留されることに。孔明の暗い過去を盾に、関係を強要する周瑜。複雑な感情はやがて愛に変わり、二人は絆を深めていくが…。
天華、江森三国志とも言われる。
単行本は1986年より光風社出版及び成美堂出版から刊行、現在は完結済み(全十巻)
2013年には復刊ドットコムにて復刊した。
同性愛描写が強い作品であり、読むときには注意を。
主人公である諸葛亮と様々な理由で愛を深める、周瑜と魏延とのBL描写等からして、三国志作品としてはぶっとんでいる強烈なものであるが、歴史時代小説としても充分読める作品であり、一度挑戦してみても良いかも知れない。
登場人物
諸葛亮
字は孔明。知らない人のほうが少ないであろうが言わずと知れた蜀の天才軍師である、本書では美しい容姿をしている。
しかし、暗い過去をもち、そのことを知った周瑜に脅され、無理やり関係を結ぶようになる。
周瑜が没した後は魏延とも愛を深めることになる。
周瑜
字は公瑾。美周朗とも詠われ、とても良い容姿を持った存在。
だいたいこいつのせいともいえる人。
魏延
字は文長。