概要
当時気鋭の挿絵家と作家だった正子公也と森下翠により1998年5月からWEBサイト『キノトロープ/絵巻水滸伝』にて連載。
本編は2021年7月15日公開分で連載終了した。本編の連載が終了してからはブログに外伝が掲載されたりしたがそれも終了し2022年に入りサイトそのものが大幅にリニューアルされた。
田虎・王慶征伐編があることから『水滸伝』120回本ベースであるが、特に方臘征伐編以降は原作とかなり異なり百二十回本原作でも登場しない瓊英・喬道清など田虎・王慶編で生き残った人物、水滸伝のスピンオフである水滸後伝しか登場しない花逢春(花栄の息子)たちや岳飛・韓世忠などの抗金名将たちも登場している。ただし同じくスピンオフでも李瓶児など金瓶梅のみの登場人物は出てこない。最後は後日談として「靖康の変」や「宋金戦争」を経て岳飛が秦檜に嵌められ処刑され南宋と金が和平するところまで語られている。
余談
かつて絵巻水滸伝をベースとした小説系長編やる夫スレが存在し、百八星集結までを扱った「百八星が梁山泊に集うようです」が2010年3月19日から2011年4月24日にかけて連載されていた。その後、対禁軍編以降となる第二部「百八星が散り逝くようです」を6月20日から連載していたがこちらは未完で終わっている。ただし、双方ともまとめサイトで見ることは可能である。