108星とは
- 中国の伝奇歴史小説『水滸伝』に登場する、108の魔星の生まれ変わりである豪傑たちのこと。
- ゲーム『幻想水滸伝』シリーズで主人公の仲間になる108のキャラクターのこと。 ⇒ 108星(幻想水滸伝)
概要
古代中国には、「太陽星」「太陰星」「先天五行星」「九宫星」「黄道十二守護星」「南斗七星」「北斗七星」「二十八宿群星」「天罡三十六星」「地煞七十二星」「三百六十五大周天星斗」および十万八千の副星によって天(宇宙)が形成されている、という考えがあった。また、それぞれの星に神がいて名前を持っているとされていた。
『水滸伝』の登場人物はもともと36人だったため、この36人を「天罡三十六星」の化身という設定にし、更に話を面白くするために登場人物を増やし「地煞七十二星」の化身を追加し、108人にしたといわれている。
108星のうち、上位36星を天罡星三十六星(てんこうせいさんじゅうろくせい)、下位72星を地煞星七十二星(ちさつせいしちじゅうにせい)と呼ぶ。「煞」は「殺」の俗字(異体字)である。