概要
漫画『バリバリ伝説』の第一部の登場人物で、主人公巨摩郡のライバル的な存在。
関西が地元で、「裏六甲のウンチーニ(フランコ・ウンチーニ)」を自称していた。
両親は交通事故で他界しており、暫くして妹の知世と共に関東の学校に転校してきた。
当初からグンとの折り合いは悪く、『ノッポ』と罵声を飛ばしていた(反対にグンからはその体型から『チビ』と呼ばれていた)。
ライディングテクニックはグンが最後まで抜くことが出来なかった程であるが、知世からはバイクに乗ることを快く思われていなかった。
しかし、秀吉は将来的にはプロのレーサーとなって家計を支えたいという目標があり、後にイチノセレーシングクラブがメンバー募集をした際に一ノ瀬美由紀やグンの前で土下座をしてまでメンバーに加わることを懇願し、グンとタッグを組む事になっても当然の選択だと受け入れている。
そして鈴鹿4耐ではグンのキレた走りでマシンが消耗する事を計算し自身はそれをカバーする走りに徹する。
途中、高根沢の妨害に遭いマシンをウォールにぶつけて自身も負傷するが、最後まで諦めずピットまでマシンを引いて歩き、グンにラストランを託し見事に優勝。
この時の走りがプロに認められ、スカウトされ高校卒業後にプロレーサーとして内定していた。
秀吉もこれで公道レースは終わりだとしてグンを誘い青梅街道へ誘うが…
グンとのツーリング中、コーナーで転倒していたライダーがおりらこれを避けた後に反対車線を走る車を避けきれず衝突事故を起こしてしまう。
この事故で秀吉は死亡、愛車のカタナは市川から修理すれば乗れるから代わりに乗れとグンに勧めるが、グンは秀吉の血と汗の結晶のカタナを乗るつもりはなく、かと言って他人に乗られたりガレージの奥で埃を被るのも嫌だということで、弔いとしてカタナを燃やして処分した。
「あばよ秀吉…あの世で鬼でもぶっちぎれ!」
それ以来作中での出番は無かったが、単行本第35、36巻にて幻として再登場。
その後、最終回でも「グンの前を走るのはラルフノYZRではなく、ヒデヨシのカタナかも知れません」と語られた。
余談
秀吉が死亡退場した理由について、作者は後に『頭文字D』の副読本『頭文字D 拓海伝説』にて「ヒデヨシの存在がデカくなりすぎて主人公を食い始めたためにやむなく殺した」「本当は二人の生き様を描いてあげたかったが話のテンポ等の都合上無理だった」と明かしている。
バリバリ伝説のOVAおよびそれを再編集した劇場版は、秀吉死亡までのストーリーが描かれていた。
関連タグ
中里毅…『頭文字D』の登場人物。秀吉から目等の顔のパーツを引き継いでおり、特に秀吉再登場の第三部時点の絵柄と中里登場初期の絵柄か近い事もあり似ていると一部ファンがネタにしている。また、グンと目つきが似ている男と一時期ライバル関係だったという共通点もある。そんな中里の愛車は秀吉が事故死するキッカケとなったR30スカイラインの二世代後のR32スカイラインであり、中里自身も作中で何度か事故を起こしている。しかし、こちらは健在でありそのキャラクターと相まってネタキャラとしてもファンから親しまれている。