ストーリー
かつて栄光は見る影もなく、存亡の危機にある学園。
この学園を舞台に歪んだ欲望を満たす『英才教育』が始まろうとしていた・・・・。
広大な敷地と近代的な設備もつ私立秀華学園。
優秀な指導システムによる英才教育で繁栄を築いたのは今は昔・・・現在この学園は存亡の危機に立たされていた。学生の向学意識の低下・・・・。倫理低下によって引き起こされた度重なる不祥事・・・・。かつてこの学園を支えてきた優秀な講師陣も、その多くがすでに学園を去り、秀華学園の名声は日々落ちぶれるばかりであった。
叔父が学園長を務めるこの学園の窮状を知った主人公は、これは好機と判断し、自らの歪んだ欲望を満たすための良質な狩場を手に入れようと、叔父に話を持ち掛ける。「この学園に眠れる新たな才能を探し出し、超一流の域まで引き出して見せる」と・・・・。
主人公の過去の功績の事を知っていた叔父は、これを快く了承し、彼を化学の教師として迎え入れる。彼の真の能力開発法も知らずに・・・・。そして今、彼による、彼のための<英才狂育>が始まろうとしていた・・・・。
キャラクター
麻生 柚月
秀華学園2回生。管弦楽同好会の会長で、バイオリン奏者。
その実力は、他の学園の管絃学部や音楽関係者から注目を集めているほど。穏やかで優しく責任感の強い娘だが、実際は甘えん坊なところがあり、本来は明るく元気な性格をしている。主人公とは幼馴染で、主人公の人格構成に大きな影響を与えた「ある事件」の引き金になった人物である。
CV.冬樹みずほ
久遠寺 椿
大和撫子のような、日本的美少女。華道部所属。
長く艶やかな黒髪を形良く切りそろえている。父親は代議士で、その令嬢として学園では通っており、気が強いというよりは 冷たく近寄りがたい雰囲気を持っているので一人でいることが多い。
CV.青山ゆかり
樹 若葉
秀華学園1回生。学園内では有名な『樹姉妹』の双子の姉。
生まれつき病弱なために運動はほとんど出来なかったので、運動神経は悪い。しかし、外に出ることが少なかった分、本をよく読むようになり、ミステリー小説 に関しては周囲の声が耳に入らないほど集中して読むなど、集中力は非常に高い。口下手であまり人とは話をせず、話をしても小説の話など、いわゆるマニアなところがあるため友人は少ない。学園では文芸部に所属しており小さい規模だが文芸賞で金賞を受賞するなど、文才溢れる文学少女。
CV.ダイナマイト☆亜美
樹 双葉
秀華学園1回生。若葉の双子の妹。
姉とは違って活発で元気が良いが、やや小悪魔的な意地悪めいたところがあり、よく言えば明るく、 悪く言えばうるさいクラスのムードメーカー的存在。姉の側によくいるにもかかわらず、友人は多い。どこか憎めない愛らしさがあるため、男女問わずに人気がある。教師である主人公と出会っても姉と違って親しげに話す。
CV.カンザキカナリ
佐倉 ほのか
秀華学園の教師を務める傍ら、現学園長の秘書も兼任している。
まだ新人教師の扱いを受ける事もあるが、
生徒の悩みを親身になって聞き、授業も分かりやすいと評判。
CV.北都南
嘉神 慎(かがみ しん/主人公)
主人公。化学教師。表面上は人当たりがよく少し間抜けないわゆる「いい人」。
表の顔である人の良さそうな教師の姿を巧みに使い、ターゲットの適性に合わせ陥れていく。スポーツ万能、頭脳明晰で非の打ち所がないが、表面上は決してそれを出さない。天才的な頭脳と抑制のない欲望を武器にターゲットを不利な状況に追い込み、逃げ道がなくなったところで確実に狩りを行う冷酷で非情な人物である。