概要
アダルトゲームブランド、Lassの第四作となるアダルトゲーム。
正式タイトルは『11eyes-罪と罰と贖いの少女-』。
2008年に発売され、2009年にはXbox360版、2010年にはPSP版が制作された。
2011年にはファンディスク『11eyes -Resona Forma-』も発売されている。
メディアミックス展開としては、漫画版とアニメ版が存在している。
謎の現象『赤い夜』により異世界に引き込まれ、自分達の命を脅かす謎の存在に立ち向かうこととなった少年少女の戦いを描く。
Lass作品では初となる『主人公のビジュアルが描かれた作品』であり、主人公にも華を持たせるタイプの作品が増えてきた風潮を背景として制作された模様。
また、一部キャラクターや世界観の設定に、Lass過去作品『3days-満ちていく時の彼方で-』の要素を含んでいる。
赤い夜
作中にて頻繁に発生し、特定の人間を巻き込む謎の現象。
空が突然赤色に染まって漆黒の月が出現し、自分達以外の人間・動物が消失するというもの。
一定時間で元に戻るが、その間は『黒騎士』『闇精霊(ラルヴァ)』なる謎の存在が現れ、招かれた人間の命を奪おうと狙ってくる。
主人公は幼馴染の少女と共にこの現象に遭遇して異形の世界と関わることになり、特殊な力を持つ同じ境遇の少年少女らと協力しながら、赤い夜を終わらせる方法や黒騎士らを倒す方法を模索していくことになる。
主な登場キャラ
登場人物のCVを務める声優はゲームの対応機種によって異なる。
以下は『/』の左をPC版、右をそれ以外として記述する。
- 皐月駆(さつき・かける)
主人公。他人との関わりが希薄な少年。
ある日、幼馴染の少女『ゆか』と共に赤い夜に遭遇し、謎の存在『黒騎士』達との戦いに挑むこととなる。
眼帯をしており、その下の目は片目と色が異なる。
- 水奈瀬ゆか(みなせ・ゆか)
駆のクラスメートにして幼馴染。
「うゆ」が口癖で、泣き虫で幼い人格をしている。
その為か駆に依存しているフシがあり、彼が他の異性と交遊した際は嫉妬の感情を見せる。
- 草壁美鈴(くさかべ・みすず)
駆の通う学校の先輩。
生真面目な性格で、異世界においては皆のリーダー役を担っている。
陰陽師の血を引く家柄の末裔でもあり、妖刀を使いこなすことができる。
- 橘菊理(たちばな くくり)
美鈴のクラス違いの同級生。
言葉を喋ることが出来ず、会話は常に持ち歩いているスケッチブックによって行う。
駆が赤い夜に招かれる以前から、美鈴と共に異世界で戦い続けていた模様。
- 広原雪子(ひろはら・ゆきこ)
駆の後輩。彼のバイト先の同僚でもある。
財閥『広原家』の一員だったが、諸事情により本家からは勘当されているらしい。
『3days』の登場人物『広原月子』の妹であり、言動は彼女の真似をしている。
- 田島賢久(たじま・たかひさ)
不良少年。留年により年齢が20歳になっている。
お調子者で、性的欲求に素直な性格の少年。
煙草を吸うか何かを食べるかの両極端な行動をよくとる。
- 黒騎士
赤い夜により異世界へ招かれた駆らを襲う、謎の存在。
彼らのことを『虚無の欠片』と呼び、その命を奪おうとする。
全六体が存在し、それぞれが七つの大罪を元としたラテン語読みの名前を持つ。
デモムービー
関連タグ
神殺しのアリア:担当のライターが同じためか、スターシステム要素と言わんばかりに関連ワードが出てくる。
ミナシゴノシゴト:コラボイベントで参戦した作品。