バス用の補助席
着席定員を増やす必要のある貸切観光バスや、スクールバス、企業送迎バス、ワンロマなどに補助席が装着されている。
観光バスの場合は片側の肘掛けを拡大し、肘掛けの中に折りたたんで収納する。スクールバスや送迎バス、ワンロマの場合はただ肘掛けに取り付けてあるだけ。
座り心地は正席に比べると劣る。
なお補助席を装着したバスは保安基準との兼ね合いで固定窓にすることが出来ない。これは緊急時に前ドアから迅速に脱出することが出来ないためである。
鉄道用の補助席
主に近郊型車両に装備されていることが多く、名古屋鉄道やJR西日本などで採用例がある。どの会社もクロスシート車だと座席とドアの仕切りに折りたたみ式の補助席を格納しており、ラッシュ時は乗務員室からの一括操作で展開できないようロックする。
ロングシート車だとドア付近のスペースに折りたたみ式の補助席を設置している。これも車掌の操作でロックできる場合がある。