概要
「記憶少女THE END(略称:記憶少女TE)」とは、ひがしどら氏が制作した探索ホラーADV。
高校生の男女3人が、霊道と呼ばれる異世界から脱出を目指すといった内容である。
霊道には「発光体」という敵がおり、捕まったり見つかってしまうと殺されてゲームオーバーとなる。
今作はいわゆる「避けゲー」であり、発光体から隠れつつ探索することを強いられる。
そのため、前作から難易度が飛躍的に上がっており、フリーゲームの操作に慣れていない人はクリアするのが難しい。
しかし、ランダムのホラー演出や隠し要素などのやり込み要素が非常に充実している作品であるため、
一度遊んでみることをオススメする。
※有志によって中国語版と韓国語版が公開。
※パソコン雑誌「iP!(2013年度版11月号)」に掲載。
※「第9回ふりーむ!ゲームコンテスト」で健闘賞を受賞。
※「フリーゲーム・オブ・ザ・イヤー2013」で10位にランクイン。
※ニコニコ公式生放送「零シリーズ+フリーゲーム 72時間ゲーム実況」で使用。
あらすじ
神社の夏祭りに遊びに来ていた高校生のマキとあゆむとアミが、
地域に残る言い伝えを破り、霊道という異世界に神隠しされてしまう。
そんな霊道から元の世界に帰るため、少年少女が霊道を探索する物語。
世界観
- 霊道
- そこにいる者の記憶、そこにいる霊の感情が具現化する異世界。現世と死後の世界の中間に存在し、それらをつなぐ役割を持っているが、今は何者かの力によって遮断されている。
- 発光体
- 生前の大切な記憶を失ってしまい、我を忘れて悪霊と化してしまった人間の霊魂。赤色は「怒の性質」が強く、青色は「悲の性質」が強い。
- 記憶少女
- 少女の体、人間や霊魂の記憶を奪う妖(あやかし)。彼女自身は記憶をする能力を持っていないため、記憶媒体とするための少女の体を奪い、そして人々の記憶を奪い喰らい、それらを自分を形成するものとする。
主要キャラクター
白花 舞希(びゃっか まき)
主人公。
家の近所の進学校に通う高校1年生。
親友であるアミと、その母親である聖子との3人暮らし。
5歳の時、実の家族との記憶をすべて失い、いまだに思い出せずにいる。
(こっちを向いている少女)
夕城 歩(ゆうき あゆむ)
マキたちと同じ進学校に通う高校1年生。
道路工事現場で働く父と、13歳になる弟のあきらとの3人暮らし。
母親はあきらを出産するときに亡くしている。
(左の少年)
間宮 哀美(まみや あみ)
もう一人のヒロイン。
マキと同じ学校に通う天真爛漫な高校1年生。
OLである母親と、親友であるマキとの3人暮らし。
幼い頃に父親を交通事故で失い、それ以来謎の発作を度々起こすようになっている。
関連作品
「記憶少女」
「記憶少女アエナクテ」