概要
通常のバニーガールは、布地が股間から胸までのゾーンを覆い、肩や腕、足を露出するような衣装(バニースーツ)を着ている。
逆バニーはこの真逆で、肩や腕、足は覆われている一方、股間から胸までが丸出しというとんでもない格好となっている。
ファッション性を備えていながらも、大事な部分はすべて丸見えという恐ろしい衣装である。
そのため、過半数のイラストはR-18となっている。
ただし、手ブラで胸を覆う、ニプレスで乳首を隠す、前貼りやCストリングで性器部分を隠すといった工夫で、ぎりぎり全年齢対象となっている作品も多い。
このニプレスや前貼りは、可愛らしくも卑猥なハート型になっていることが多い(ハートニプレス)。
背中側の布地や付け耳があるかどうかは描き手次第となっている。
実在しない服なのでシチュエーションなどは特に決まっていないが、通常のバニーガールと同様、何かしら人前に出ての給仕行為が想定されていることが多い。
女性版に比べると投稿数は少ないが、男性版も勿論存在する。
こちらも股間丸出しのとんでもない格好であるが、紐パンなどをつけてここだけ隠している場合もある。
ふたなりの場合は、コンドームを使って性器を隠す場合が多い。
また、逆バニーをさらに逆にした逆逆バニーという発想も新たに生まれている。
歴史
起源は不詳だが、1997年に天風光成が描いた「BIZARRE大魔術」が最古の可能性がある。
ここでは胸部が丸出しで、下もほとんど隠れていない形のものが描かれていた。
さらに、コミックヴァルキリーに連載されたMISS BLACKの「Ziggurat」でも、2016年のVol.45から逆バニーが登場した。
なおこちらはニプレス・前貼りを付けている。ただし両方ともバイブとなっており、前貼りに至っては触ると電気が流れるという、より調教と羞恥プレイに特化した形となっている。
逆バニーの流行は2020年初頭から始まり、3月に空前のブームとなった(>えっちな流行)。
ブームの原因は定かではないが、荒井小豆の「醤油を借りにいくだけで死ぬことがある世界の中級サバイバルガイド」で逆バニーという単語が出たことがきっかけだという説がある。
ちなみに、逆ビキニアーマーや逆スク水といった類似のアイデアはかなり昔から存在しており、逆バニー自体もPixivで最古のものは2018年に投稿されている。
アダルトビデオにおいて
上記の通り本来は「二次元世界での衣装」だったがブームを受けてか2021年5月にアダルトビデオ内でエロ衣装として実際に製作されて作品に使用され(女優の体に合わせた特注で着るのに苦労したという)大ヒットしたため業界内で流行し多数の作品がリリースされヒットしている。内容としては「風俗」「学園祭のコスプレ」といった設定が多い。なお、流行してからは逆バニー衣装の上から黒いTバックを着用して性器を隠している作品も増えてきている。