サバイバル生活92日目、救助は来ないけど、まぁなんとか暮らせてます。
概要
荒井小豆氏によるオリジナル漫画。pixivやニコニコ静画などで連載中。
ただし、タイトルをそのままタグにしようとすると文字制限を超える関係かタイトルのタグは使われておらず、またpixiv上でのタイトルは「ゾンビ漫画」となっている。
2020年2月現在、pixiv上での公開は33話。また単行本1巻が発売されている。
何らかの原因でゾンビが蔓延した街を舞台に、下宿に立てこもってサバイバル生活を送る女子三人組の日常を描いたホラーサバイバルコメディ。
所謂ゾンビものであるが、第一話の時点でパンデミック(作中では「異変」と表記)から数カ月が経っており、一匹や二匹のゾンビならば登場人物で対処可能…というより対処に慣れた状況でスタートするのが最大の特徴。下宿内は一定の安全が確保されているのも相まって、全体的にゾンビものにつきものの極限感や悲壮感はあまりなく、明るく日常感が強めとなっている。
そんな世界の中で、アホで巨乳の吉竹・苦労人の浅井・ミステリアスな馬場が繰り広げるときにゆるくときにシビアな日常を描く。
一方で「異変」当日の状況、「異変」の原因や三人が下宿に籠城するまでの経緯などは断片的にしか描写されず、謎が多い。
何とか暮らせているけれど、いまだ救出の目途はたっていない。
醤油が切れたら安全圏を離れて取りに行かなければならないかもしれない。
ちょっとした油断がもとで、いつゾンビに襲われて死ぬか分からない。
そんな「醤油を借りにいくだけで死ぬことがある」非日常の中で日常は続いていく。
主要人物
下宿で共同生活を送る三人。三人とも下の名前は不明。
吉竹(よしたけ)
「そんな浅井に朗報!」
やや短い金髪の女子。おっぱいがでかい。一人称は「オレ」。
男子高校生のノリで動き回り、明るく生きるお馬鹿。楽観的というか能天気で先を見据えた行動が出来ず、サバイバル生活初期にはしょっちゅう自爆しかけていた。
運動神経もあまりよくないらしく、ゾンビの対処においても初期は「足手まとう自信がある(本人談)」状態であった模様。
しかし、殺伐としかねないサバイバル生活の中で、かつての日常感そのままに笑ったり泣いたりする吉竹の存在が担う役割は大きい。また本人も「常に明るく元気な吉竹」として、下宿のムード―メーカーを担おうとしている節が見受けられる。
浅井(あさい)
「俺達の住んでいるところをもう日本だと思うな」
ボサついた茶髪の女子。イタチ体形。一人称は「俺」。
真面目で慎重なリアリストで、三人のまとめ役。サバイバル生活初期は吉竹の考えなしに呆れつつ振り回される常識人&苦労人ポジが多かった。
しかし、生活が安定してからは強引なサバイバルDIYなどで二人を振り回すことも増えてきている。吉竹曰く「普段マトモぶってるヤツほどSAN値が低い」。
しっかり者に見えるが重大なことほど一人で背負い込むタイプであり、また意外と詰めが甘い。
なお、舞台である下宿は元々浅井の下宿先。
馬場(ばば)
「待ってるんだけどよ…生銃声をよ…」
黒髪ストレートの小柄な女子。一人称は「おれ」。
口数も感情表現も少ない不思議ちゃん。もっともすれた口調やおっさんじみた下ネタのせいで一般的な不思議ちゃんのイメージとは程遠いが。
まるでベテラン生存者のような、そうでもないようなマイペースさで下宿生活をエンジョイ(?)している。そこそこ協調性はあるが時に周りが引くほどの計算高さを見せる。
進んで周りを引っ張るタイプではないが常に冷静であり、サバイバルにおける判断は浅井以上に的確。しかし学校の成績は奮わなかったらしい。
ゾンビに対する戦闘力が異様に高い、サバイバル初期からゾンビを見て眉一つ動かさないなど、他の二人と比べて特異な点が目立つが詳細は語られていない。
余暇の活動や将来の野望などは作中で明らかになるが、それでも掴みどころのない謎多き人物。
関連タグ
外部リンク
醤油を借りにいくだけで死ぬことがある世界の中級サバイバルガイド - pixiv