逢須芹
おおすせり
「IZUMO2」の登場キャラクターでヒロインの一人。
主人公八岐猛の幼なじみで、前作「IZUMO」のヒロインの一人塔馬美由紀の一人娘。
幼い頃、野犬に襲われていたところを猛に助けられて、それ以来、猛と仲良くなった。猛とは結婚の約束までしていて、その頃から猛のことが大好きだった。やがて、父の海外転勤で両親とアメリカに引っ越した後も、芹は結婚の約束を信じて、猛のことを一途に想い続けていた。しかし、猛本人は芹のことやお嫁さんにしてあげるという約束をすっかり忘れていた。そのことにショックを受けるが、持ち前の明るさで立ち直り、猛に気さくに接する。
美由紀と同じく素直で天真爛漫な性格で、気軽に抱きついてくるなど愛情表現もストレート。だが、それはあくまで猛だけであり、猛から「芹は誰にでも抱きつく」と誤解されて突き放されたときはショックを受けて、一晩中泣いたりした。
美由紀から護身術として空手を教わり、全国大会で優勝するほどの実力者。グローブは美由紀からお守りとして渡されたものである。
だが、美由紀は芹に武術の才能は継がせたものの、料理は教えなかったらしく、料理の腕は壊滅的。その分、食後の片付けや洗い物などは手際が良く得意。
また重度の音痴であり、これも美由紀から受け継がれたもの。カラオケイベントでは、その歌声の凄まじさを披露していた。
他のヒロインとのエンディングでは、猛に「私が心配していたあの日の猛くんはもういない」「猛は今好きな人を大事にしてあげてね」と自分の気持ちを伝えて、芹の好意を受け入れられないことを謝る猛に「謝っちゃ変だよ」と笑顔で猛の未来を祝福していた。
「History of IZUMO―IZUMOワールドガイドブック」にて、芹はスセリビメをイメージしたヒロインであり、彼女の名前もスセリビメのセリからつけられたことが書かれている。