プロフィール
概要
若くしてEdenを率いる天才であり、役者と脚本家を兼ねる20歳。我が道をゆく唯我独尊タイプにして、センス頼りの芝居を認めない厳しい指導者だが、面倒見はよく気に入った女の子へのスキンシップが激しい。
人物
プレイアブルキャラのなかで唯一の20代。所属劇団員以外では年齢の近い望有と交友関係があり、銀河座のリリヤは遊び相手で本人曰く上手くいっているとのこと。
お酒も嗜み、自室にはウイスキーの瓶が置かれている他、打ち上げや懇親会でもウイスキーを飲む姿がよく描写されている。
超演劇時代と言われる作中世界の中でもその演技力は非常に高く、入団テストで創始者のテトラがたった一節の演技を見て特例の入団を認め、しぐれや大黒も彼女の演技を見たことが入団理由の一つになっている。銀河座と並ぶ名門・劇団オリンポスやアメリカの劇団もその演技力に興味を示している。
演技の礎は、実家の居酒屋で人間観察を行っていたことにあり、それを演技へ昇華させた。
現在はEdenの稽古や事務作業等で多忙を極めているせいか、実家の手伝いをしている様子はないようだが、望有と美兎の祖父母の居酒屋で懇親会を催しているときなどに人間観察、そして得た人の行動や感情を発散と称し演じ、演技力を高めている。
脚本家としての能力も凄まじく、望有からも非常に高く評価されシリウスの公演にまで影響が及ぶほど。
一方で、女性へのナンパも非常に多く、警戒されることも多々。
容には間違いを犯して捕まらないでくれと心配され、シリウスでは望有が、「連尺野初魅には気を付けろ」と厳命している。
センス
センスは「抑制空間」(ネゲートフィールド)
効果は、舞台上で任意の相手のセンスを封じるというもの。
そのセンスは極めて協力。役者の想定するプランをいとも簡単に崩してしまうため、使いどころを誤れば、公演そのものを破壊してしまう。
ゲームのストーリー上では数える程度しか使用していないが、かつて初魅と対立し、望み通り動かない役者に対して公演中に使用した過去もあったようだ。
過去
⚠️イベストのネタバレを含みます。
「進化の必要性をなぜわからない……!?」
かつては千寿暦と共に銀河座に所属していた。
そこでも自分の目指す演劇の為に演出の変更などを度々希望したが、素人に口出しする権利は無いと全て却下され、激しい競争や型通りの演出、古いルールでがんじがらめだと、次第に初魅の苛立ちが溜まっていく。そんな中で暦に革命を起こして新時代を開かせたいと申し出るが、暦がそんな事を認めるはずもなかった。
そして1年ほど経ったある日、マクベスの演劇で本来の台本とは異なる演技を行い、遂に演出家や脚本家との大口論に発展した際、初魅は上記のセリフを言い放ち、上層部と揉めに揉めた末に銀河座を辞めた。
相関図でも初魅→暦は「演者としては好きだが反りは合わない」と書かれており、暦→初魅も「決別した相手です」と記されている。しかし初魅がEDENに移ってからは両者の関係はそこまで険悪という訳でもない。
「私は、その人の為に理想の舞台を作らなきゃいけないんだ…。」
自分が好きに動かせる劇団が欲しいという理由がEDEN入団の理由の一つだが、
その理由の本意について、Ede創始者のテトラに問われる。
初魅は自分の演技を好きだと言ってくれた人のためにと答え、上記のセリフを付け加えた。
イベント「ペトリコールと推論」では以上のやり取りをテトラから容をはじめとしたEDENの団員に伝えられた。
過去が伝えられた後、そんな状況を知ってか知らずか、稽古後に稽古場に残っていたしぐれに「自分の意思」より「世間の評価」の方が大切か問い、「自分の芝居を好きと言ってくれる人を大事にすべき」と回答を貰う。そして、帰路に着くしぐれを見送った。
その後、一人稽古場に残った初魅は己が道を進むことを改めて決意し、自身の中に刻まれた「誰か」にそうすべきだろう?と投げかけた。
「聞いてくれるか?お姉ちゃんに今日あったこと……。」
大黒や容をはじめとした、劇団メンバーからサプライズでチョコレートを貰い、幸せをかみしめた
イベントストーリー「Valentine Cocktail Hour」での終幕。
チョコレートを貰い自室に帰宅した初魅が、とある人物の写真の前に貰ったチョコレートを置き、上記のセリフを呟いた。
人物についての詳細は「双葉」という名前であろうこと、初魅の妹か弟であること以外不明。