概要
プロフィール
人物
TVシリーズ3期より登場。
鳴武沢大学の1年生(FSでは2年に進級)で、同校のスーパーエースとも称される。元々はバッタ(バタフライ)を専門としていたが、須田東高校に所属していた高3の時にフリーに転向。瞬く間に好記録をマークし、周囲を驚愕させた。
現在はフリーの日本記録に最も近い選手として注目を浴びていて、全日本選抜のフリー50mでは椎名旭や遠野日和を驚異的な速さで圧倒し、続く100mでも七瀬遙や松岡凛を破り大会新記録を打ち出す実力の持ち主。世界大会でもシドニー大会と福岡大会のフリー100mで銅メダルを獲得し、400mメドレーリレーの予選にもアンカーとして出場。
試合前は泳ぐことに集中していて、周囲の様子は極端に見えていない程で、試合に勝っても記録を出しても大きく感情を表に出すことはなく、常に酷薄な笑みを絶やさない。
本人は非常に好戦的な性格でもあり、他人に対しても横柄な態度を取ることも少なくないが、新入部員の自己紹介後に泳ごうとする葉月渚に、準備運動をしてから泳ぐよう注意するなど後輩への面倒見は決して悪くはない。…但し渚と同期で入部した美波一輝ら鮫柄出身の4人組が指導を乞おうとしたところ「人に頼ってんじゃねぇ!!」と一喝する一幕も…。
また、日和や桐嶋郁弥と面識があり、日和を「泣き虫日和」、郁弥を「人魚姫ヒーロー」と挑発する一幕も見られたが、日和は幼少期に年の離れた従兄の蓜島清文とともに、彼を水泳の世界に導くきっかけを作った1人でもあり、後に素っ気ないながらも日和や郁弥たちに過去の悪態を詫びた。
また、自らのために泳ぐと言いつつも、眠っている遙に上着を掛けようとしたり体調が限界に近付いていることに気付く様子も見せるなど、病弱だった清文の面影と重なったのか身を削って泳ぎ続ける遙の姿をどこかで気に掛けていて、遙の泳ぎに惹かれる理由が解らないと言いながらも、遙が水と向き合う姿勢の中に幼い頃の自分を思い出す。
余談
TVシリーズ1期の放送時に発行された公式ガイドブックによると、制作初期の段階では「楓」という名前のキャラクターが遙たちのチームメイトとして登場する予定があって、大まかな人物設定やキャラクターデザインも書き上げられていた。その時の「陸上部出身で当初は泳げなかった」という設定は竜ヶ崎怜に、陽気でお調子者な性格は御子柴百太郎に引き継がれた。