概要
発生や成立に違いこそあるが、古代の東洋および西洋では『神聖な紋章』とする共通理念で重く用いられた紋章であり、主に魔除けや幸運の象徴としての役割を持つ。
種類
一般的にはNSDAP(国家社会主義ドイツ労働者党)および第三帝国がその象徴として用いた『ハーケンクロイツ』を指す和名として用いられるが、本来はこの形状をしたものであれば左右の向きに関わらず鉤十字と称するのが正式である。
ただし、時として厳密に分類される場合があり、その際には上部の鉤が左に向くものを『(正)鉤十字』、右に向くものを『逆鉤十字』と別称する。
前述の通り、東洋と西洋で共通した意匠でありながら発生や成立は全く異なるため、それぞれの詳細については卍、ハーケンクロイツを参照されたい。