概要
漫画「ハリガネサービス」の登場人物。豊瀬高校の対戦相手、王葉工業高校の選手として登場。
プロフィール
身長 | 195cm |
---|---|
体重 | 95kg |
効き手 | 左 |
所属 | 王葉工業高校男子バレーボール部 |
実績 | 元中学東京都バレーボール選抜 |
人物
金髪に染めた長めの髪型をヘアバンドで止めている大男。非常に傲慢な自分中心な性格の人物で、例え先輩であろうが雑用を押し付けることをする、良くも悪くも正直者で思った事を口に出してしまいトラブルも多く、それで中学選抜を追放された危険な男。
スポーツ、武道、成績、音楽、芸術と全てに秀でた完璧超人だが圧倒的過ぎて握手でちょっと強く握れば相手の手を骨折させる、柔道をすれば相手を大怪我させ、バスケットボールでは中学生ながらダンクを簡単に決め、先々月から始めたと言うバレーボールで東京都選抜入りし、体力測定では全部門で1位を獲得する、学校のテストは常に全教科満点で学年一位の文武両道の天才故に誰も競争相手が居ない退屈と寂しさを感じている。
バレーボールを始めた理由は体格が有利に働くスポーツだから。この中なら自分より大きな選手も居るし自分の大きさも当たり前では無いか?きっと楽しい。と言う理由から。
高いトスを好むのも大きな選手とのマッチアップを意図的にする為だろう。
松方からは自分を律する事をしない危険な男。と言われているが、その場を後にしたらやっぱり自分も悪かった。と反省し、不公平と言う理由で自分がさせてしまった怪我と同じ怪我をわざとする(力が強すぎて被害者以上の怪我をしてしまうが)など反省を人に見せないだけであり、100%悪人ではない。
プレースタイル
早いトスを上げても一切飛ばず打つ気も出さない、レシーブは当然参加しない、オトリ役は当然やらない、トスは自分に上がって当然と言うセルフィッシュなプレーをするが、どうぞ打って下さいという高いトスを上げると3枚ブロックの真上からスパイクを打ち込みリベロすら吹き飛ばす高さとパワーを兼ね備えたエーススパイカー。強烈なスパイクには竜巻の様なエフェクトが描写している。
好戦的な性格故相手の作戦などに嬉々として飛び込んでくるがその強力なスパイクで全てを薙ぎ払う。
自分のプレーに向かってくる猫田に非常に興味を持ち猫田を徹底的にスパイクで狙い、満身創痍で倒れ込んだ際には「どうした?早くやろう!」と満面の笑みを向ける狂気的な一面もあり下平をブチギレさせた事もある。
作中での活躍
初登場は79話で、スポーツニュースでのVTRより。打倒駿天堂について聞かれ「興味ねぇなぁ」「2ヶ月後俺が日本の頂点に立つのは確定事項だ」「駿天堂などその道のりに転がる小石に過ぎん」と自信家な面を見せた。
次の日松方から過去が語られ東京選抜で堂々と遅刻してきた事、能力測定で1位総なめした事、駿天堂メンバーを倒せば自分達がレギュラーになれると団結した事、次の日駿天堂の選手の手首を意図的に破壊し追放された事を語られた。
大会当日でも堂々と遅刻。制服から着替える際には公式練習を中断させても着替えを隠す壁にさせる、キャプテンに対し「お前片付けておけ」と命令する、開始時の握手で戯れで強く野々原の腕を握り骨折させるなどの悪行を働く。
試合が始まると王葉のプレーに不満を持つセッター、王からトスが上がらない事に激怒、自分のスパイクにブロックを付けない豊瀬の戦術に腹を立て「こいつら勝つ気ないから自分を変えて」と言う程試合に集中していないにもかかわらず大量得点で第一セットを取る。
第二セットでは序盤に野々原が負傷退場。自分がやった事と気づかず「なーんだつまらん」と口にした事で下平の怒りを買いサーブで滅多打ちにされ、なんとかスパイクまで繋げるも間白に完全シャットされ倒れ込み小さいと侮った選手に振り回され地を這わされる屈辱を味わうが、自分の求めていた戦いが来たと喜び立ち上がり、再出場した王と噛み合い始め、ようやく試合に集中し始めたタイミングで足を攣るも「今俺を下げたら殺すぞ」と凄み続投するが最後は野々原にブロックされる。
満身創痍の第三セット自分の握手が原因で野々原を負傷させた事をきっかけにメンタルが乱れ始め、無価値で虚しい勝利しかもたらさない自分の効き手を破壊しようとするが、静止しに来た上屋を吹き飛ばしてしまった事で精神、肉体が限界と判断され交代させられるが...
過去と敷の呼びかけ
お付きの人である上屋との関係は小学生時代の上屋の友達グループの標的だった所から意気投合し、悪友となる。が、上屋は育児放棄されており食事に困った敷は万引きで捕まる。友人である敷を助けるべく雲類鷲家のネットワークを使い両親を拘束。一度は敷の意向もあり一度は釈放するが、監視を続け両親の元から敷に助けを求められた事で雲類鷲家使用人見習いとして引き取り、その際友人から主人と使用人になってしまった事で心の壁が出来てしまって月日が流れるが、豊瀬との試合で1人ベンチに下げられた雲類鷲を見た上屋が本当に雲類鷲が望んだ事は使用人の上屋では無く、友人の敷である。と言う事に気付き立ち上がり
叡!!!
いつまでそんなトコにいるんだよ!!
早く来い!!いっしょに遊ぼう!
と友達の呼びかけで目覚め、監督に対し深々と頭を下げ
お願いします。俺をコートに戻してください。
友達が...呼んでるんです...
と出場を直談判し再びコートに戻される。
相変わらず王がツーアタックなどを繰り返し文句を言いつつも、敷にいつも悪い遊びに誘うのはお前だった。と友情を取り戻しコートの中で率先して囮役を引き受けチームと団結を深める。
その後はレシーブにも奔走し体勢を崩すも王からトスが上がりチームメイトから背中を押された事により覚醒。
いつも仲間の元に連れて行ってくれた敷に感謝をしながらスパイクを決め、コンビプレーを解禁したチームで猛攻を仕掛ける、ブロックに遅れた選手を励ますなど独裁者からリーダーに変わって行くが、下平を中心とした豊瀬に追い詰められ最後までエースとしてプレーするも敗北。
最後は野々原に頭を下げ謝罪。またバレーをやろう。と言われた事で本気でバレーに取り組む事を決意し大会を去った。
敗退後再び使用人に戻ってしまった敷にショックを受けるもそれは敷のイタズラであり、改めて友情を取り戻し再び友人に戻った。
...のだが悪ガキに戻った敷に振り回される苦労人ポジションに。ダセェ。と言われた事で金髪に染めた髪も黒に戻した。
精神的にも成長し、お前。と呼んでいた3年生に対してキャプテンと呼ぶ様になったりすっかりチームに溶け込んだ模様。