概要 |
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羽座川扇とはマンガ「ハリガネサービス」に出てくるキャラクターである。
プロフィール |
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駿天堂学院高校
人物 |
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物静かな性格の人物で、話す言葉は全てひらがな。容姿は黒のサラサラヘアでいつも薄ら笑いを浮かべており、フワフワした人物である。
経歴 |
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中学時代に東京選抜だけでなく日本代表合宿にも招集されており、将来の日本の守備の要とされている。
プレイスタイル |
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下平のような異常に変化する無回転サーブやどんなに強烈で速いスパイクも音を一切立てずにレシーブする。レシーブのシーンでは白い羽根が舞っている。どんなに力を込めても音もならずにナイスレシーブが上がるので打った人間は今まで積み重ねてきた事を全て否定されたような気分になる。羽座川がこんなスーパープレイができるようになったきっかけは下平と深く関係している。
過去 |
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羽座川と下平の出会いは下平が同級生にいじめられているところに羽座川が自転車で突っ込み、下平を乗せて2ケツで羽座川の目的地であるバレークラブの練習場まで逃げてきたことがきっかけである。そこで下平はバレーの楽しさを知り、バレークラブに入部する事になる。
ある日、羽座川は下平の家に泊まり次の日に学校へ行った。その日の放課後のバレーの練習で羽座川はシューズがない事に気づく。下平は自分の家にシューズがあると思い家に電話し、下平の父はシューズが入ったバッグを見つける。しかし、シューズに書いてある名前が羽座川ではなかったので羽座川に確認すると、羽座川は自分のものではないと言い張る。
ネタバレ注意
実は羽座川の家庭は両親が幼い頃に他界、耳の遠い祖母と木造の古民家に二人暮らししていて、とても貧乏だった。しかし、バレークラブの監督からバレーの才能を見出され、部費を負担してもらってクラブに参加していた。クラブの中では同じ学校の人がおらず、明るいリーダーの羽座川扇で通っていたが、本当は学校ではお金を稼ぐため毎日大人数のランドセルをもったり、耳が遠く、よく近所の人と揉め事を起こす祖母のおかげで近所の人たちには冷たい目で見られていた。しかし、下平がその事を知ってもなお自分を受け入れてくれたのでより一層下平と深い絆を結んだ。
だが、クラブ内のいざこざにより部費を払っていない事、監督にひいきされている事が発覚し、周りのみんなから軽蔑された事で練習場から逃げ出してしまう。下平は逃げた羽座川を説得するために追いかける。羽座川は自分のために追いかけてくれる下平という友達がいた事に心の中で逃げながら喜ぶ。しかし、下平が必死で追いかけているせいで赤信号に気づかずトラックが突っ込んでくる。それに気づいた羽座川は下平を庇い、トラックに跳ねられる。
この事故のせいで記憶喪失と臨死体験時の時間がゆっくり進む体験がずっと起こるようになり、遂には動くもの全てがスローモーションに見えるという状態に陥る。この状態のおかげで異常なまでのレシーブができるようになった。しかし、スローモーションに見えるせいで人が話している時もスローに聞こえるため、人の話を聞くのがとても苦手である。また、記憶がないため高校になって下平と再開した時は誰だか分からなかった。
豊瀬高校対駿天堂学院戦にて記憶が戻ったときには髪の毛が白に変わり、喋る文字も漢字、明るいリーダーになっている。下平の事を覚えており、昔の通り「しもへー」と呼んでいる。しかし、トラックに跳ねられる前のことまでしか覚えてないので駿天堂のメンバーが誰だか分からなかった。レシーブはスローに見えなくなったので音が出るようになったが、センスは抜群なので結局すごい。
しかし、脳に起こった異常は治ったわけではおらず心臓に負担がかかり、体内の糖分や脂肪、筋肉、遂には内臓まで燃焼しようとし、試合後には倒れ込み入院した