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霊応ゲーム

れいおうげーむ

霊応ゲームは、パトリック・レドモンドによる1999年のイギリスの小説である。1954年の名門校パブリック・スクールを舞台に同性愛を描いたスリラー作品。
目次 [非表示]

きみに手出しするやつはだれだって、この僕が殺してやるからな。


概要編集

著者・パトリック・レドモンド(Patrick Redmond)の処女作である。本国・イギリスでは、ホッダー&ストートン(Hodder & Stoughton)より1999年に出版。アメリカ合衆国では改題されハイペリオン(Hyperion)より出版された。


原題は『The Wishing Game』(直訳「願い事ゲーム」、「願望ゲーム」)、アメリカ合衆国では『Something Dangerous』(直訳「何か危険なもの」)。邦題の「霊応」とは神仏のあらわす不可思議なしるしのこと。


日本では、広瀬順弘による翻訳で、早川書房のレーベル「Hayakawa novels」より2000年に出版。長らく絶版となっていたが、2015年5月8日にレーベル「ハヤカワ文庫」より出版され復刻された。


この作品には同性愛的描写グロテスクな表現が含まれている。

日本ではボーイズラブとしての人気も誇り、pixivでは腐向けの作品が多い。


あらすじ編集

1945年、イギリスの名門パブリック・スクールで学ぶ14歳の気弱な少年・ジョナサンは、同級生ばかりか教師にまでいじめられ、つらい日々を送っていた。

しかしある時から、クラスで一目置かれる一匹狼のリチャードと仲良くなる。

二人が親密になるにつれ、ジョナサンをいじめる悪童グループ仲間が一人、また一人と不可解な事件に巻き込まれていく……。


登場人物編集

ジョナサン・パーマー

いじめられっ子。ひょんなことから一匹狼のリチャードと仲良くなる。

心優しく、友達思い。読書が好きで、得意教科は歴史。


リチャード・ロークビー

クラスで一目置かれる一匹狼。

常に人を軽蔑するような態度を取る。


ニコラス・スコット

ジョナサンの友達。

頭が良く、ジョナサン、ペリマン双子よりも成績がいい様子。


スティーブン・ペリマン(兄)

マイケル・ペリマン(弟)

双子。ジョナサンとニコラスの友達。


ジェームズ・ホイートリー

ジョナサンをいじめる悪童グループのボス。


ジョージ・ターナー

悪童グループの一人。


スチュアート・バリー

悪童グループの一人。

関連タグ編集

小説 海外文学

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