人物
弥電学園一階乙組所属の男子生徒。常に窶れ気味の少年。事あるごとに「クソ」と相手を罵倒する「叩き系」だが、本人なり自重はしている。また、下の名で呼ばれるのを極端に嫌う。
縁城蒼吏が最初に出会った霊媒師であり、彼が乙組に編入してからは反目しながらも一応アドバイスを与えている。
旧名は曲直瀬括(まなせ くくる)。古式霊媒師の家系に生まれたが、虐待レベルの修行を課す大人たちや閉鎖的な環境に嫌気がさし、同じ境遇や弟の死が原因で塞ぎ込んでいた友人の羽住蓮理を誘って実家を出奔。都会に出て不良仲間とつるみ、警察の世話にならない程度の非行を重ねつつも自由を謳歌していた。左腕には当時の名残である悪魔をあしらった刺青が彫られている。
しかし、その2年後に母親が病で他界し、葬儀に出るため帰省。再会早々に父親に突き付けられた「自身が周囲の迷惑を顧みず喧嘩をしている動画」が母の死期を早めたのだと詰られ後悔に苛まれると同時に、自分のような炎上系への怒りを抱くようになる。
これが原因で更生し、家出中も自身を訪ねてきていた痣木宵丸のスカウトに応じて弥電学園に入学。母の葬儀の場で父から勘当されたため、母の旧姓である霞流を公的に名乗るようになった。
電能
名称は正義の鉄槌(ポリコレハンマー)。
受霊器から取り出した長柄のハンマーで、括の炎上系を憎む「叩き系」の精神性を具現化したもの。
さらに、括自身が炎上系という自覚を持つため、霊力を消費して炎を纏わせることも可能になる。
- 正義の袋叩き(ポリティカルリンチ)
空中に放り投げたハンマーを分裂させて放つ連続打撃。使用するとハンマーは消滅するため、再出力する必要がある。