この記事はThunderbolt Fantasy 東離劍遊紀のネタバレを含んでいます。
概要
主人公・殤不患が所有している巻物。
巻物の形をしているが、その中に30を超える魔剣等が収録されている。
目録の中には魔剣のみならず妖剣・聖剣・邪剣と多種多様な剣が入っており、剣一つ一つが国は勿論、世界を揺るがす代物も存在する。
巻物自体が一つの宇宙を形成しており、剣はその中を常に飛び回っている。巻物が開かれたときに整列する形になるため、剣の順番は常に異なる。
また、破れたり切り刻まれた場合、巻物を開いても魔剣は現れない。魔剣を使うには巻物を復元するか、破片から魔術で取り出す必要がある。
西幽で魔剣の持ち運びを容易にするため、天工詭匠が発明。巻物の形にしているのは、魔術が使えない殤不患でも使えるようにするためである。
西幽において、魔剣を悪用する勢力から守る為に殤不患は魔剣を集めてきた。しかし、魔剣が集まるにつれて魔剣目録の存在価値は高まっていく。故に、帝の軍勢や邪宗・神蝗盟から狙われるようになってきた。
西幽から東離に移動した殤不患は魔剣目録を安全な場所に捨てようとした……のだが、護印師の本拠地である仙鎮城で蠍瓔珞の襲撃に遭い、その後婁震戒の襲撃で壊滅状態に。
城の主・伯陽候から城の復興までの一時的な措置として、三振の神誨魔械を預かることとなった。しかし、これによって東離においても魔剣目録を捨てる場所が無くなってしまった。
魔剣一覧
魔剣目録に収録されている主な剣(第三期時点)
本項では本編で使用した魔剣を紹介する。
喪月之世(もづきのよ)
第二期で初登場した魔剣。
剣自体に殺傷力は無いが、代わりに剣で刺した相手をコントロールさせることが可能。
解除するには心臓を一突きするか、眠るなどして意識を失わせる必要がある。
使い方に持ち手のセンスが顕れる剣で、人質として使う方法もあれば集団戦闘や魅了対策といった方法も存在する。
達人であろうと操ってしまえば自分の技を出せるし、当人の技すら盗むことが可能。
凜雪鴉のお気に入りで、殤不患から借りようとしたり敵陣営に対して欲しい剣だと述べている。
幽冥・萬世神伏(ゆうめい・まんせいじんぷく)
西幽の帝・幽皇が所有していた剣。
一振りで地図の塗り替える程の破壊力を秘め、幽皇の指示で南方の蛮族の拠点が一瞬にして海に沈んだ。その為殤不患が宮中に忍び込み、奪い去った。
第三期では無界閣を地中に沈める為に使用した。
灼晶劍(しゃくしょうけん)
仙鎮城に収蔵している神誨魔械で、城の要である「三聖具」の一振。超高熱を発生させ魔神をも圧倒すると言われている。その熱さは使用者を脅かすほど高いため、事前に耐熱対策が不可欠。
第三期では殤不患から魔剣目録を奪った萬軍破が使用。照君臨相手に満身創痍になるまで戦った。
蒼黎劍(そうれいけん)
「三聖具」の一振。気を込めることで刃に特殊な振動を発生させ、あらゆるものを容易く粉砕できる。使い方を心得た者でなければその振動故に持つことすら不可能。
第三期では萬軍破が使用を試みるも失敗。その後、合流した殤不患が操り、照君臨を追い詰める。
八陣斷鬼刀(はちじんだんきとう)
「三聖具」の一振。名前の通り剣ではなく刀で、刀身の背に八つの宝石の環が付いている。環はそれぞれ個別の条件を満たすことで光が灯り、威力が増していく。第三期では萬軍破が使用を試みるも、照君臨に弾かれてしまう。
魔剣目録に収録されていた剣
須彌天幻・劫荒劍(すみてんげん・ごうこうけん)
第一期の終盤に登場。星空の彼方より訪れた剣匠が鍛えたとされる。
使用には尋常ならぬ気功の練度が求められる、気功の達人である殤不患ですら扱いに困っていた。最終的にこの剣は魔神・妖荼黎の封印に使用され、丹翡達護印師の新たな御役目としてこの剣の管理を任された。
洪荒禁窮獄(こうこうきんきゅうごく)
須彌天幻・劫荒劍の固有技にして最終形態。時空の穴を空け、
剣で傷を付けた対象を時空の狭間に封印する。時空の穴が封印しきるまでに100年を要する
七殺天凌(ななさつてんりょう)
詳細は妖姫・七殺天凌を参照