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概要編集

CV:???


キャラクターデザイン:なまにくATK(ニトロプラス)


魔界きっての術士である妖魔で、200年程前の西幽で皇室に取り入り、悪事の限りを尽くしたとされる。


他の新規キャラクター達とは異なり、何故か放送開始後も長らくキャストが伏せられたままだったのだが…?


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東離劍遊紀
































この先は親記事になっている存在のネタバレ注意































実はこの人物は新規キャラクターではなく、2期で既に登場している。




日本語版の担当声優は悠木碧




そう、彼女こそ妖姫・七殺天凌の正体であり、あの刑亥の姉妹。


200年前の窮暮之戰の後、尚も人類に害を成そうと、美女の姿となって人間の中に紛れ込んで周囲を誑かしてのし上がり、遂には皇室に入り込んで西幽の帝を操り悪事を働いていた。


しかし、護印師によって正体を暴かれてしまい、最期は聖剣によって滅ぼされる。

だが、そういった事態にも備えていた彼女は己自身に秘術を施し、自分の血を浴びた器物に魂が憑依する様に仕組んでいた。


こうして、照君臨の怨霊が宿った聖剣は七殺天凌へと変貌

肉体が滅んだ150年後に再び活動を開始し、自分を刺した護印師の子孫を血祭りに上げると、持ち主を転々としながら殺戮を続けていた。

しかし、その最中に今度は殤不患と遭遇して魔剣目録に封印されてしまった、というのが彼女の過去のいきさつであった。


照君臨の所業が元で流れた血と怨念は鳳曦宮の土台に呪いとして深く染み込んでおり、皇族から度々現れる血に酔いしれる暴君という形で西幽を蝕み続けている。


無界閣を利用して時を遡り、自身が肉体を失った時間軸に辿り着くと骸を回収。

刑亥の死霊術によって遂に完全な復活を遂げ、七殺天凌は只の抜け殻となる。

歓喜する照君臨だが、今まで何も知らず剣としての彼女を寵愛していた婁震戒はこの事実を受け入れる事ができず、激しく狼狽。

照君臨は彼の協力を讃え、かつて国を傾けた本来の魅力で改めて籠絡しようとするが、彼には通じず動揺が酷くなるばかりか、「あるべき姿(剣)に戻ってくだされ」と言い出す始末だった。

しかし、こうなる事を多少は予期していたのか辟易しつつも冷静に対処し、血迷って迫ってきた婁震戒をあっさり気絶させると、そのまま過去の世界に置き去りにして元の時代へと帰還する。


阿爾貝盧法から手勢の支援を受けると、彼らを率いて萬軍破によって纏められた神蝗盟と西幽皇軍の兵達と激突。

魔剣目録の剣を思う様に使いこなせず悪戦苦闘する軍破を追い詰めるが、駆け付けた殤不患が合流して状況は一変、強力な聖剣を持った最強クラスの武人二人を一度に相手にする羽目になる。

負けじと圧倒的な力で彼らと互角以上に渡り合う照君臨だが、防御不可能な蒼黎劍を使いこなす不患相手に正攻法では分が悪く、灼晶剣で自分の身を焼きながらの特攻を決め込んだ萬軍破には魅了の術も通じない。

そこで自身が七殺天凌と化した呪いを利用し、再び肉体を捨てて聖剣へ乗り移ろうとする事で牽制。その隙を突いて逢魔漏を手に外への脱出を図るが…。


そこへ、凜雪鴉が飄々とした態度で突如として出現。

入れ代わりの変装術で彼女や周囲を欺き、その内情のほとんどを把握した彼は逢魔漏を使いこなす事にも成功していた。

そして、やらかした事は「照君臨を一番困らせる男」を連れてくる事…。


何と、あろう事か置き去りにされた婁震戒は敵だった筈の凜雪鴉との取引に応じて元の時代へと帰還し、不意打ちで彼女を七殺天凌で刺すと、再び剣の中に魂を封じ込めてしまった。

更に自身の元々の目的だった「姫と悠久の時を過ごす」為、渡された逢魔漏で宇宙の彼方と思しき空間へ諸共に飛んだ。


彼女を両手に抱いた震戒は満足げな様子だったが、当の七殺天凌(照君臨)は激しく動揺する。

しかし、そこで震戒が全く反応していない事に気付く。

如何に震戒と言えど、空気の無い宇宙で生きられる筈もなく、彼は剣の姫と永遠に共にいられることに満足し、眠る様に事切れていた。

狼狽が頂点に達した彼女は誰かに助けを求めるが、答える者などいない。

自分を残して死んでしまった震戒の骸に抱かれたまま、何も無い空間で虚しく泣き叫び続けるのだった。


こうして、散々周囲を誑かして悪事を働いてきた照君臨だったが、皮肉にも最後は自分が誑かされて破滅する羽目になり、「永遠の孤独」という地獄へと転落。

恐怖と絶望に塗れ、か弱い女も同然に泣きながら表舞台から退場という、かつて国を揺るがした妖姫としては何とも哀れで惨めな末路だった。


照君臨としては婁震戒に辟易していたものの、2期の最終話で片腕と引き換えに助けてくれた彼に対し、ある程度の情はあったらしい。

刑亥に発見された際に七殺天凌の魔力が底を尽きており、深手を負った震戒に力を分け与えたのではないかと刑亥から指摘されている(照君臨自身は否定していたが、他に理由が無い)。

そして復活した後も、生かしたまま過去へ置き去りにするという、それまでの残虐な行いからすればいささか甘い対処をしてしまった。

結果として、それが命取りになったと言える。



また、仮に戦いを切り抜けて外へ脱出できていたとしても、現在の西幽には衝撃的な秘密が隠されており、遅かれ早かれいずれはそれにぶつかって、結局彼女は破滅していた可能性が高い…。


関連タグ

  • 刑亥…窮暮之戰以来離れ離れになっていた姉妹。刑亥の方が妹らしく「姉上」と呼ばれる。

  • 殤不患…自分を魔剣目録に封印した怨敵。再会した刑亥から魔神をも退けた事を報され、全魔族にとって不倶戴天の仇敵と改めて認識した。

  • 婁震戒(東離劍遊紀)…七殺天凌だった頃の所有者。神誨魔械すら破壊せしめる力量と常軌を逸した愛着に慄く。多少は絆された節もあったが、彼女にしてみれば魅了も通じない危険人物という認識は変わらなかった為、再会を避けていた。そして最終的に照君臨として復活した際は剣の姫君はどこに」(意訳)と原型となった人物で示唆されていたフラグを見事に回収した。

  • 嘲風…西幽の皇女。幼い声色(CV)や残忍な性格など共通点が非常に多く、特に獣を使った残虐な遊戯などは血の繋がりすら疑える。

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