「外道めが!よくもぬけぬけと私の前に姿を現したな!」
概要
CV:大原さやか
キャラクターデザイナー:中央東口、源覚(ニトロプラス)
夜魔の森に住まう、冥界生まれの妖人。呪術の達人。
「泣宵(キュウショウ / Qì Xiāo / チーシァオ)」とも呼ばれる。
蔑天骸の城を攻略するためには、死人を使役する彼女の能力が必要不可欠である。
人間嫌い、とりわけ凜雪鴉には並々ならぬ憎悪を抱いているが、旅の目的が天刑劍と知るや180度態度を変えて彼の誘いを受け入れている。
人間の寿命を「たかが100年足らず」と発言しているため、妖人の寿命や彼女の年齢は軽く数百歳以上の可能性がある。
使える呪術は上記の死人を使った物量戦の他、「致命傷を負った瞬間血液を硫酸に変え、敵諸共爆発で消し飛ばす」物騒な芸当も簡単だと嬉々として語っている。
更には子供の生き肝から若返りの仙薬を作ったとも、理想の生き人形を作るために美男子100人を切り刻んだとの逸話を持っているらしい。
また、吊命棘(ちょうめいきょく)というムチを奮っての戦闘も可能。
胸元が開いた衣装に妖艶な雰囲気、その道の人にはたまらない言動や中の人の十八番な演技もあって、pixiv内のイラストはR-18を含むセクシー路線が中心である。
- 誕生日:9月24日
- 念白:「妖歌吟,鴆花蜜,鎮亡夜之魂,惑永寐之軀。生人樂舞,屍亦婆娑。幽冥絕麗之界,不聞人語,唯識月光。」
- 日本語訳:妖魔の歌は毒花の蜜、夜に彷徨う魂を鎮め、永遠の眠りについた躯を魅了する。舞踏とは、生者のみの楽しみでなく、死者も舞うもの。美しい幽冥界において、俗世の声は聞こえず、月光のみを感じればよい。
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以下、東離劍遊紀及び同2のネタバレに注意
旅に加わった目的は、天刑劍の力で封じられていた魔神:妖荼黎を確実に復活させるため、つまり本当に利害が一致するのは一行の宿敵である蔑天骸の側であった。
各々の思惑から紆余曲折あったものの、結果的に妖荼黎の復活が果たされて、おおいに喜びながら復活の余波で祠が崩落していく最中に姿を消した。
しかし、それも束の間、散々侮っていた殤不患が平然と更に強力な封印をかけるというまさかのチートぶりを発揮、せっかく復活させた妖荼黎は呆気なく再封印されてしまった。
その後の去就は不明で、失意のまま夜魔の森に帰ったか、まさか崩落で死んだのかと思われていた彼女だったが、「2」最終話において突如として再登場。
尚、1期の後日譚である劇場版『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』殤不患編では、玄鬼宗の残党が「ある妖魔」から上記の血液を硫酸に変える術を授かり殤不患に特攻を仕掛けてきたため、「ある妖魔=刑亥が妖荼黎を再封印されたことへの意趣返しをしてきた」との推測は可能だった。
そして取引を持ちかけた人物は、西幽における殤不患の宿敵『神蝗盟』の頭目・禍世螟蝗。
第3期では、『神蝗盟』と協力しつつ無界閣を敷設し、東と西を含めたあらゆる場所へ自在に行き来する仕組み「逢魔漏」を開発している。
その過程で偶然に魔剣・七殺天凌を拾い、剣に宿った自分の姉である照君臨と再会する。
第1期で殤不患の実力を見誤る大失策を犯し、その所為で妖荼黎を異次元にまで放逐されてしまった一件は、やはり相当な悔恨だったらしく、今や不患を全魔族の不倶戴天の仇敵と見なしている。
その後は『神蝗盟』にも隠れて策を巡らせた。
七殺天凌の力で憎き凛雪鴉を洗脳して捲殘雲を刺殺させ、もう一人の怨敵である殤不患も生け捕りにする。
さらに逢魔漏を改良してタイムトラベルを実現し、過去へ戻って照君臨を復活させた上、今度は死霊術で捲殘雲の死体を操って丹翡までも殺そうと企てた。
用意周到に事を運び、やりたい放題に見えたが、実はすでに凛雪鴉の「捲殘雲を唆して自分の身代わりにし、異飄渺を唆して捲殘雲の身代わりにし、自分は異飄渺に変装して神蝗盟に潜入する」というややこしい計略にまんまと嵌められていた(つまり洗脳されたのは凛ではなく捲殘雲で、しかも丹翡に引っ叩かれてあっさり正気に戻り生存)。
挙げ句の果て、復活した姉も凛の策で剣に戻されて宇宙空間へ放り出されてしまう。
しかし姉の知人である魔宮貴族の阿爾貝盧法に能力を認められた刑亥はその配下となり、彼の息子である浪巫謠を魔界へ導くことになる。
刑亥曰く、彼女自身は姉のような高位の魔族ではなかったらしく、加えて200年前の人間界侵攻の際はまだ少女だったので戦果を上げられなかった。
強者が弱者を嬲り物にするのが魔族の伝統のため、帰還すればどんな扱いを受けるかは目に見えており、止むを得ず人間界に残留していたという。
阿爾貝盧法の配下として、ついに大手を振って帰郷できた刑亥だが、魔界の情勢は様変わりしており……