概要
正式名称は、妖剣・七殺天凌。
黄爛(こうらん)の宗教組織「八爪会(はっそうかい)」所属の武装僧侶が扱う、意志持つ剣。TRPGリプレイ版とアニメ版では本体と持ち主の性別が異なる。
メディア毎の設定の差異
TRPG版
TRPGレッドドラゴンでは、虚淵玄が操作する婁震戒が持つ、意思ある妖剣。
女性的で一人称は「わらわ」。婁からは「媛」として忠誠を誓われている。細身の長剣である。
この剣の導きにより、婁は八爪会(はっそうかい)でも名うての暗殺者として完成。
婁の暗殺者としての活動は七殺天凌の食事に相応しい者を探すのに適しており、また食指の動く獲物がない場合は婁の血肉を捧げられ、彼とは長く行動を共にしていた。
他媒体では躊躇なくその刃が抜かれるのに対し、リプレイの七殺天凌は美食家であり、また婁もその魅了効果によって注目される事を避けるため、ここぞという大物のみを狙って喰らっていく事になる。
そのため不死商人暗殺や、黒竜騎士ウルリーカ・レデスマ暗殺、また赤の竜を姫に捧げるべく行われた数々の暗躍など、物語の盤面を大いに引っ掻き回す婁の行動指針として、本作でも強い影響力を持った登場人物だと言える。
終盤では、ある事情から七殺天凌の家臣として本懐を遂げることが叶わなくなって落涙した婁が、しかしそれでも身命を賭して全てを捧げんとする姿を見て、七殺天凌がその忠義に応えるという、やはり他の媒体では見られぬ姿が描かれた。
尚余談ながら、ルートによっては人の姿を取り戻し美少女になる可能性もあったようなのだが、PLである虚淵玄は「そうなったらへし折ってました」と断言している。
アニメ版
CV:関智一
アニメ『ケイオスドラゴン赤竜戦役』では使い手の性別が女になり、婁震華という名になっている。
一方、七殺天凌は声が男性になり、婁は七殺天凌を「殿下」と仰ぐ。刀身は楔形の大剣となっている。
生命を吸い取る力と、見た者を魅入らす光を発する力を持つ。
婁は武装僧侶としての任務の傍ら主君に他者の生命力を捧げている。
妖姫・七殺天凌(ようき・ななさつてんりょう)
CV:悠木碧
虚淵玄が脚本を手がける人形劇『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』に登場。
レッドドラゴンとのコラボ出演ではなく、あくまで虚淵玄なりのスターシステム。
初登場は第1期ラストなのだが、まさかの第2期で重要な鍵となるとは予想もしなかっただろう。
タグに関してもレッドドラゴン版とは別という事で、妖姫・七殺天凌タグを使う事をお勧めする。
(マイナス検索と言う意味でも)
動向などはネタバレの兼ね合いで、リンク先を参照のこと。