「君の目的はボクを駆除 ……そう、殺すこと。」
概要
猫型の魔神であり同位体が何体もいる。
同位体の中心となる存在は「レグルス」と呼ばれている。
一人称は「ボク」。何故か自分を殺させることに執着している。好物は卵かけご飯。好きな生き物はクリオネ。厨二臭く回りくどい話し方をしてくる上、「ククク…」とたびたび付けてくる。「破壊」することが得意らしいが…?
特殊な物質「キンタマウム」でしか彼を殺害することは出来ず、それ以外の方法で彼を殺そうとしても不可能である。
途中からろれつが回らない、言葉が途切れ途切れになるなど異変も感じさせるが…
また、同作に登場するムジャキは魔神の同位体であり、時間操作能力を持つ。
正体
魔神とは名乗っているが、その正体はこの世界における破壊神である。
神話上にて語られる高位の神を使役する程の権力、そして無印にて仕事として惑星の破壊や、特定の生命種族を絶滅させていたという言及があるなど、他作品で言えばおおよそビルスのような存在と考えるのが自然だろう。
しかし魔神本人は破壊の作業を退屈と感じており、自動で破壊を行う装置を造るなどしていたようだ。本作においてはブラックホール、そして人間は破壊のために魔神が造ったとされている。
元々は対となる創造神と共に宇宙のバランスを保つ存在であったが、ある時に創造神が創造した「永遠」を魔神が独占したことでその関係は崩壊する。
その後創造神により、本作の舞台である閉鎖空間に幽閉されてしまうが、ある時魔神の身体に異変が生じ始める。
「永遠」を手にしたことで細胞の自然死が無くなった結果、細胞分裂を起こし大量の同位体が閉鎖空間に溢れ返ることに。
これが君の目的はボクを殺すこと。のストーリーの始まりである。
本編での活躍
※ネタバレ注意※
君の目的はボクを殺すこと。
当初は32兆体にまで増殖した同位体であったが、「永遠」の力も実際は有限であり無印開始時点では12体にまで減少していた。
「奴」によって洗脳された、とされている人間(プレイヤー)を導き、時折自身の哲学を語りながらプレイヤーに魔神殺しを促していく。
無事12体の魔神殺害を無事成功させると、魔神は全滅したと思いきや…
「永遠」が尽き全滅寸前であったが、プレイヤーが介入を行うと復活、そして先程倒した12体を含めて実際は72体の魔神がいることがストーリー中で明かされていく。
ただし、その中で53番目の魔神のみはストーリー上で介入することは無く、順番が飛ばされそのままストーリーが進行する。
物語中盤以降は創造神の手下トロイの妨害を受け始めるが、後にトロイは「奴」の洗脳を現実世界にも影響させていく生命体だと判明。
魔神はトロイの感染を自身の体内にさせることで最小限に食い止めており、その為にプレイヤーに魔神殺しを行わせていたことが明かされる。
そして最後の魔神とトロイはプレイヤーの手によって同時に倒されるのだが…
最終的には魔神は全滅してしまい閉鎖空間に魔神は居なくなってしまうが、これは1周目で必ず到達するバッドエンドである。
続編に繋がるエンドを迎えるには、ムジャキの時間操作能力でトロイが出現した直後の時代に介入することによる歴史改変を行う必要がある。
そして、無事歴史改変が成功するとエンドを迎える。
創造神への復讐を誓い、無印の物語は幕を閉じるのだが…?
君の目的はボクを殺すこと3
どういう訳か、再び閉鎖空間に閉じ込められていた魔神。
アプリをダウンロードしたプレイヤーに魔神殺しを依頼するところから物語は再び始まる。
なお序盤にて前作をプレイした人間はこの空間に居られないと伝えられるが、やるなと言われたことほどやりたくなってしまうという人間の心理を逆手に取るためについていた嘘。いわゆるカリギュラ効果である。
「永遠」の力は再び発揮されており、2022年時点で5600体の同位体が確認できる。
例外なく後に出てくる魔神の方が耐久力が高いが、これは意図的に弱い順から並べて殺しを進めていくことでプレイヤーの成長を促していることがストーリー中で判明する。
余談
当初は運営の一人であるシャコ氏が制作したLINEスタンプ「真顔で追い詰めるスタンプ」発のキャラクターであったが、人気が出たためにその後ゲーム化した経緯を持つ。
関連タグ
殺せんせー…元ネタと思われるキャラクターその1。特定の物質でしか死ねない特殊な肉体を持っている。また、彼の帽子が元ネタと思われるアーティファクトが存在している。
ビルス…元ネタと思われるキャラクターその2。ボク殺3内においてもドラゴンボールを元ネタとするアーティファクトがいくつか登場する。